【2023】WESEEKアカデミー 準備・当日編 (前編)

みなさんこんにちは、WESEEK 戦略企画室の太田です。

インターン募集の時期を終え、今年もWESEEKに新しいインターン生がたくさん入社してくれました!
特に今年は馬場のエンジニアだけではなく、別府オフィスやマーケティング推進室、我々戦略企画室にも同じ時期にインターン生が入社し、よりオフィスが賑やかになっています。

WESEEKアカデミー時間割

WESEEKアカデミー時間割

さて、人数も増えてよりパワーアップしたWESEEKでは、4月末、新インターン生も交えてWESEEKアカデミーというイベントを開催しました。

会社なのにアカデミー?など気になるポイントがたくさんあるかと思いますので、なぜ開催したのか、当日どのようなイベントになったのかなどご紹介していきます!

新しいインターン生については来月のブログで特集しようと考えているので、お楽しみに!

WESEEKアカデミーとは

WESEEKアカデミーは、社員・インターン生の中から自分の知識・得意分野を伝える「先生」を募集し、先生は授業を開催、他の人は「生徒」となって授業に参加して新しい知識に触れるきっかけを作ろう!講義内容への理解を深めよう!というイベントです。

今年が初めての開催となるイベントなのですが、実は似ているイベントは過去にも開催したことがあったんです。

ブレスト大会について

近年、WESEEKでは春から夏にかけて、新しいインターン生を迎えてすぐのタイミングで「ブレスト大会」というイベントを開催してきました。
これは、オフィス内をいくつかの会場に分け、事前に設定されたテーマに沿って1コマ70分のブレスト(会議)を1日かけてたくさん開催するというイベントです。

ブレスト大会2022の時間割

ブレスト大会2022の時間割

こちらは昨年開催されたブレスト大会の時間割なのですが、普段業務をする中ではあまり踏み込めていないテーマについて議論するのはもちろん、ライフハックの伝授やお悩み相談会など、自分の知識を共有する目的テーマでも開催されています。

初回の開始から年々改善を続けていることもあって、3回目となる昨年のブレスト大会は特に様々な気づきを得ることができたなと個人的には感じています!
過去のブレスト大会についてもブログでご紹介しているので、興味ある方はぜひご覧ください!

過去のブレスト大会の様子

過去のブレスト大会の様子

なぜ会社で「アカデミー」なのか?

今年の4月に開催するイベントについて具体案を考えようとしていた時、企画室インターン生の菊田さんから「自分の持っている知識を伝えたり、逆に聞いて深めたりする部分にフォーカスした、学校の授業のようなイベントを開催したい」というアイデアの相談を受けました。

WESEEKでは、業務に関する知識を社内で共有する勉強会や、プロジェクトを超えて情報を共有する「プロジェクト間技術共有」を開催しています。
ですが、主にエンジニア向けの内容となってしまっているのでエンジニア以外は参加しにくいのと、あまり高い頻度で開催できているとはいえません。

そこで、業務に関わる内容はもちろん、ブレスト大会のように業務には直接関係ない分野の情報もイベントを通じて共有することによって、エンジニア以外も楽しんで参加できて、社内のコミュニケーション活性化に繋げられるかもしれない!と考えました。

そして、このアカデミーの話を聞いた時に私が真っ先に思い出したのが、上で紹介したブレスト大会です!
社内から話したいテーマを募集するという形式や、1日を何コマかに分けて別のテーマに関する話を同時開催するというブレスト大会のシステムが、WESEEKアカデミーの運用に応用できそうだな〜と思いつき、菊田さんと話し合いを進めていきました。

アカデミー開講に向けて

先生の募集

アカデミーを開催するにあたって、まずは授業をしてくれる先生の募集を開始しました。先生がいないと授業できませんからね。
「こんな授業をやってみたい!」という先生候補の皆様からの提案と同時に、「こんな講義が聞きたい!」という生徒側からの希望も募集することにしました。

「カラーリング講座」「処世術講座」「ボードゲームに学ぶ味方を作る方法」など、普通の勉強会よりも参加のハードルが低そうなものもあれば、「社内ネットワーク勉強会」「見積もり作成の極意」などの業務に直結しそうなテーマまで、幅広い提案が集まりました!

OB・OGコマ

アカデミーの準備を進める中で、WESEEKの現役メンバーが先生になるだけではなく、インターン生OB・OGに先生になってもらう特別なコマを用意したらどうかというアイデアが出てきました!

WESEEKでは毎年1月に、ITS(Intern Tracking Summit)というインターン生OB・OGを招いたイベントを開催しています。
現役のインターン生が中心となって今のWESEEKの状況を発表しつつ、OB・OGからはインターン時代の話や現在のキャリアについて発表してもらい、交流を深めるという会になっています。

今年1月のITSの様子

今年1月のITSの様子

実は企画室では「ITSで年に1回交流するだけではなく、もっとOB・OGとの交流の機会を増やしていきたい!」という動きを昨年から始めていて、8月にはOB・OG向けの勉強会や飲み会を開催するなど、OB・OGとの交流を続けられるイベントについて模索してきました。

今まで、OB・OG向けイベントは夏と冬に開催することが多かったのですが、インターン生が新しく入社したこの4月末というタイミングは、インターンの先輩と話すチャンスとしてはちょうど良いのかも?という思惑もあり、WESEEKアカデミーの特別講師としてOB・OGのみなさんに声をかけてみることになったのでした。

アカデミーっぽさの追求

今回のイベントは発案者でもある菊田さんが中心となって準備を進めてくれたのですが、ただの勉強会をたくさん行うイベントにならないようにと「アカデミーっぽさ」の追求が随所に見られました。

まずはWESEEKアカデミーのために学則を考えるところから始まり、イベントの開会式と閉会式をそれぞれ「入学式」「卒業式」という名前にしたり…。
(1日で入学して卒業できちゃう学校、すごいですよね)

WESEEKアカデミーの学則がこちら

WESEEKアカデミーの学則がこちら

ネタバレになってしまうものが多いので、詳しくは当日の様子の方で紹介していければと思います。

アカデミーっぽさの追求・・・?

そして、アカデミーの開講も近づく4月頭、3月に開催したWSD DAYに続き、コスモレナのデザイナーふみやさんに、イベント開催記念のポスターを制作していただくことになりました。(いつもありがとうございます)

ここでも学校っぽさを追求するために、入学案内ポスターみたいなのを依頼することになるのかなあと勝手に思っていたのですが・・・

太田さん相談があるんですけど、この間一緒に見たRRR面白かったですよね。

RRR:昨年10月から絶賛ロングラン上映中の全世界で大ヒットしているインド映画。菊田さんと私はプライベートで一緒に映画館で見て、大変深い感銘を受けて帰ってきた。

そうだね、めっちゃ面白かったね。

私、RRRのことが忘れられなくって、アカデミーのポスターをRRRっぽいやつにしたくって・・・!

へ?! アカデミー要素は!??!?

WESEEKを巡る正義の対立を表現したいんです!RRRの予告編をオマージュした動画も作りたくって、台本も書くので協力していただけませんか?

まあ、RRRはアカデミー賞歌曲賞受賞してるので、アカデミー要素は0ではないということで・・・(?)
菊田さんの熱い思いにより、熱いポスターと熱いアカデミーイントロダクション動画も完成しました。

全力パロディーポスター!すごすぎる

全力パロディーポスター!すごすぎる

WESEEKアカデミー設立の経緯が明かされる… 出演はエンジニアの貝沢さん(左)、今間さん(右)、近藤さん(真ん中)

WESEEKアカデミー設立の経緯が明かされる… 出演はエンジニアの貝沢さん(左)、今間さん(右)、近藤さん(真ん中)

ポスターのインパクトは社内でも話題になり、アカデミーについての話題が自然に増えていくきっかけにもなったんじゃないかなと思います!

当日!

RRRにも負けない熱い思いの中、WESEEKアカデミー開講当日を迎えました。
今回のブログでは、当日の前半部分の様子についてお伝えしていければと思います。

今回のイベントのプログラム…もとい、時間割はこのようになりました!

WESEEKアカデミー時間割

WESEEKアカデミー時間割

黒板に書かれたようなデザインになっていて、アカデミーらしさの追求ポイントですね。こっそり日直も設定されています。

会場や授業準備の関係で残念ながら現役メンバーの授業は8コマ分しか採用できなかったのですが…😭
入学式から卒業式、その後の課外授業まで盛りだくさんの内容になっています!

入学式(開会式)

授業の前にまずは入学式に出席します。大学の入学式以来なのでちょっと緊張しますね。

学校長祝辞や生徒代表の挨拶、来賓挨拶などの入学式あるある小ネタを取り入れて笑いも起きつつ、RRRのポスターにちなんで映画上映前の注意ムービー風の注意点動画が放映されました。

このまま和やかに終わるのかなあと思っていると、

以上を持ちまして、令和5年度WESEEKアカデミーの入学式を閉会…あ、そういえば学費ってどうなるんですか?

え、みんな入学費として1000WSD持ってきてるでしょ?

WSD:WESEEKで流通している社内通貨。最大保持者で200WSD以下なので、1000WSDなんて持ってる人は誰もいない。

衝撃の事実を伝える学校長(武井さん)と司会者(菊田さん)

衝撃の事実を伝える学校長(武井さん)と司会者(菊田さん)

あ〜みなさん持ってきてないですね、無銭入学だと思います。

まあ、卒業したら1000WSDまた貰えるから、入学した以上は卒業目指して頑張ってください。

これはなんとか授業を受けて卒業しなければ、WSDがマイナスになってしまう…!
という謎の緊張感を持って入学式が終わり、ついにWESEEKアカデミー本編がスタートしたのでした。

1時間目

1時間目に開催された授業は、「haruhiko 流仕事の進め方 〜たれ流し、スクラム開発の考え方、他人の使い方等〜」と「書道6段が教える、綺麗な文字を書く秘訣」です。

haruhiko 流仕事の進め方

こちらの授業では、エンジニアの大谷さんが普段実践している仕事の進め方や他人への仕事の依頼の伝え方などを教えてくださいました。

大谷さん流の仕事を全力で終わらせる方法や、仕事を円滑に進めるためのマインドの持ち方など、特にWESEEKに入社してまもないインターン生には耳寄りな情報ばかりだったのではないでしょうか。

個人的には、仕事を全力で終わらせる方法の中で紹介されていたマルチタスクの進め方にとても共感しています!
タスクAの確認待ちの時間を利用して、タスクBを進めるという手法は私もよく使っているのでみなさんもぜひ意識してみてください😀

先生の大谷さん

先生の大谷さん

現地参加だけではなく、別府オフィスからリモート参加もされていました!

現地参加だけではなく、別府オフィスからリモート参加もされていました!


綺麗な文字を書く秘訣

実は太田綾香、1時間目のもう一つの講義である綺麗な文字を書く秘訣の先生として教壇に立たせていただきました!
大学時代に教職コースを諦めた私がまさか教壇に立てる日がくるとは。ううう、うれしい。

書道6段という過去の栄光になりつつある経験を活かして、綺麗に見える文字の書き方のポイントについて皆さんにお話しさせていただきました。
文字を練習するだけではなく、綺麗な文字を書けるおすすめ文房具の体験会も開催しました。

実技がメインだったこともあり、後半でご紹介する卒業式で授業に参加できなかった方に内容を伝えるのがとても難しかったな…という反省はあるのですが、みなさん楽しんでくださったようでよかったです。

授業風景 流行に乗ってiPadを活用しました

授業風景 流行に乗ってiPadを活用しました

みんな真剣に文字を書いてくれて嬉しかったです

みんな真剣に文字を書いてくれて嬉しかったです

2時間目

お昼休みを挟んで2時間目に開催された授業は、「【事例付き】ビジネスシーンにおける必勝の処世術を徹底解説」と「2023 年版 独断と偏見の自作 PC のススメ」です。

ビジネスシーンにおける必勝の処世術

こちらの講義は、マーケティング推進室の中心となって活躍してくださっている業務委託の田中さんが先生を務めています。

テーマは「処世術」ということで、田中さんのこれまでの実体験に基づく巧みな世渡りの方法、適切な対応についてマーケティング推進室のインターン生も協力したロールプレイも交えながら紹介してくださいました。

実体験の例として紹介された中には、某 IT 企業の某取締役(2児のパパ)とのコミュニケーションなど、あれ〜なんかどこかで聞いたことのあるなあ〜というシチュエーションも混ざっていて、授業は終始爆笑の嵐でした。

処世術とは「思いやりを持って接すること」らしいです。
こういうみんなが喜ぶツボを押さえてくるところも処世術の一つなのかもですね。

講師の田中さん

講師の田中さん

笑いの絶えない講義でした

笑いの絶えない講義でした


自作 PC のススメ

もう一つの講義はちょっと専門的な内容の自作PCのススメ。社内のPCの選定などにも携わっている、エンジニアの貝沢さんが先生です。
(私も以前貝沢さんに自宅PCのおすすめを見積もっていただきました。先生、その節はありがとうございました。)

PCの用途別のおすすめのパーツや、おすすめの構成についてじっくり教えていただきました。
私も生徒として参加していたのですが、元々興味があったこともあって、今すぐに自作PCを構築したくなってしまって危うくGWがこれに消えるところでした。

最後に紹介してくださった自作PC構築シュミレーターがとても面白そうだったので、まずはここから始めていきたいと思います。

授業冒頭には自作PC初心者が紛れ込んでいる場合は、全ての予定を変更して「即席PC解体ショー」をしても良い という魅惑的な案内もあったので、次回開催するときはぜひこちらも実現していただきたいです!

自作PCマスター貝沢さん

自作PCマスター貝沢さん

自作PC構築シュミレーターなるものがあるらしい

自作PC構築シュミレーターなるものがあるらしい

開催まで&前半まとめ

ここまで、WESEEKアカデミーの構想開始から当日(前半)をご紹介してきました。
アカデミーという名目でイベントが開催された理由や、アカデミーらしさへのこだわり、(ちょっと)迷走などなど主催者である菊田さんの熱い思いを感じていただけたかと思います。

冒頭部分では参考にしたイベントとしてブレスト大会について少し触れましたが、このWESEEKアカデミーは企画を深めるごとにブレスト大会とはまた違った魅力を持つイベントになっていきました。

果たして、WESEEKアカデミー受講生の皆さんは無事に卒業して入学金1000WSDを取り戻すことができるのか!?
近日公開予定の後編では残り4つの講義の様子だけではなく、OB・OGの方の特別講義についても紹介するのでお楽しみに!

他の【社内イベント】をご覧になりたい方は、

からご覧ください。