Sports Day 〜企画室の想い編〜

みなさんこんにちは!WESEEK 戦略企画室の太田です。
8月に入り、夏本番!という感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

学生時代に吹奏楽をやっていた私としては、この時期はコンクール本番の季節だったこともあり、カレンダーを見るだけで今でも少し緊張してしまいます。

Sports Dayで色々説明している私です

Sports Dayで色々説明している私です

さて、遡ること3ヶ月前、WESEEKでは初めての運動会的なイベント「Sports Day」が開催されました!
こちらのブログでも、イベント当日までの社内の様子を歩こう会編、そして実際に行われた競技の様子を当日編として、2回に渡ってご紹介しています。

このSports DayはWESEEKにとって初めて運動を伴うのタイプのイベントだったこともあり、計画段階から当日まで企画室内では多くの議論が交わされました。

Sports Dayの当日から少し時間は経ってしまいましたが、今回のブログでは 「企画室は実はこういう想いで、そして色々悩んでSports Dayを企画していたんだよ!」という裏話をご紹介しようと思います。

Sports Dayに隠された想い

そもそもこのSports Dayを開催した目的は、単なるレクリエーション・社内交流の活性化だけではありません。
社員の健康増進に繋げたい、健康への意識を少しでも高めたい」という企画室の想いが込められています。

ITSで見えた健康面への不安

企画室がこのような想いを抱くようになったのは、1月に開催されたITS(Intern Tracking Summit)という社内イベントがきっかけでした。
このイベントは、WESEEKを卒業したインターンOB・OGに卒業後の経緯や活躍、これまでの経験などを聞くことで、現役インターン生のキャリア形成に役立つ情報を提供しよう!という目的で開催されています。

ちなみに、今年1月のITSの様子はなんと3本立てでブログでご紹介しているので、こちらも是非ご覧ください!


ITSは毎年少しづつプログラムを変更して開催しているのですが、今年はWESEEKのベテラン社員に質問をぶつける「WESEEKを知ろう会」がITSの1つのプログラムとして開催されました。
その中の「それぞれが思う長生きするエンジニア」というトピックで、一番に飛び出した意見が「ちゃんと適度に運動して健康を維持できる人」!

本来は「エンジニアを長く続けるためには、技術や業務をどう習得していけば良いか?」のような意図の質問だったはずなのですが、いきなり人間の寿命の話になってしまいました。
確かに、仕事を長く続けるためにも健康を害してしまったら元も子もないですからね。

WESEEKのエンジニアの中には、どうしても座りっぱなしになってしまうことが多い職業柄、腰を痛めてしまった方や整体に通っている方など、すでに健康に不安を感じている方もいらっしゃるようです。
また、年齢が上がるにつれて健康診断の結果も年々悪くなっているという声もちらほら聞こえてきました…。

とはいえ、自分だけでいざ「運動しよう!」と思ってもなかなか行動に移すことができない人が多いと思います。(私も毎月ダイエット宣言していますが何もできていない)
これは会社全体の健康増進のために何か策を打たねば!と、企画室に新たな課題が生まれたのでした。

会社全体で健康増進していくためには?

企画室としてまず最初に進め始めたのは、健康増進に繋がる新しい福利厚生の模索でした。

参考にするべく他社の事例を調べていく中で、インターン生の宗像さんから紹介されたのは、会社全体の健康を増進するという目的の元、みんなで一緒にウォーキングを行っている企業の例でした。
他には、社員の歩数をアプリなどで記録し、東海道新幹線の線路の長さ分だけ歩こう!という目標を立てている企業も。

WESEEKでも、このように運動を伴いつつ楽しいイベントを企画すれば会社全体の健康への意識がちょっとでも変わるんじゃないか?と思ったのです。

そういえば、何人かの社員・インターン生が時々「運動会やりたい」と冗談っぽく話していたなあ…と思い出し、福利厚生とはまた違う健康増進へのアプローチ方法として運動会、Sports Dayの企画が進めていくことになりました!

Sports Dayの開催時期は健康診断、そして新しいインターン生の入社が落ち着く時期と重なっていたこともあり、健康増進だけではなく新メンバー含めた社内の親睦を深める意味も込められています。

ちなみに、福利厚生についてはインターン生の宗像さんが中心になって現在も進めてくださっているのですが、詳細についてまた後日こちらのブログでご紹介することができると思います!お楽しみに。

企画始動から開催に向けての歩みを振り返る

ここからは、企画が始動してからSports Dayの開催に至るまでに乗り越えてきた数々の課題を振り返ってみたいと思います。

そもそもみんな参加したいのか?

Sports Dayの話が持ち上がった時、企画室内で一番最初に懸念事項として上がったのが「みんな参加したいと思ってくれるだろうか?」という点。

今まで運動に絡めたイベントを社内で行ったことがない上に、普段習慣的に運動している社員・インターン生が恐らく少ないことから、運動そのものに抵抗感があってSports Dayに参加したくないという人もいるのでは?という懸念がありました。
中心になって計画している私自身もあまり運動は得意ではない、むしろ苦手な方の人間だったので、ここの不安はとても大きかったです。

Sports Dayは業務時間を一部潰して行うタイプのイベントを想定していたため、やるとしたら社員は全員参加で、インターン生や業務委託の方などたくさんの方に参加していただきたいなと考えていました。

企画の本格始動を前に、Sports Dayの意義や内容を説明して参加に関するアンケートを社員に実施したところ、協力的な意見が多く企画はそのまま続行されることになりました!よかった。

チーム分けどうしよう

運動会といえばチーム分けが重要です。私の中高の体育祭では4色に分かれたりしてましたが、やっぱり紅白戦でしょ!
ということで、今回は…

  • WESEEKのトップである代表取締役の武井さんがリーダーの白チーム
  • 武井さんと共にWESEEKを見守る取締役、かつ元・ハイパーウルトラスポーティープレゼンテーション層エンジニアである近藤さんがリーダーの赤チーム

の2チームに分かれてバトルをすることに!
※ 近藤さんのかっこいい肩書きはWESEEKホームページのメンバーページにも書いてあるのでぜひ確認してみてくださいねっ

社内に参加を呼びかけたところ、WESEEKの社員・インターン生だけではなく、業務委託の方や、一緒に業務を進めているコスモレナ社の皆さんも参加してくださることに。
別府オフィスも合わせると総勢36名もの方がSports Dayへの参加を表明してくださいました!

また、Sports Day当日に参加する人だけではなく、WESEEKに在籍する全てのメンバーを白・赤のどちらかのチームに振り分けました。

インターン生の中には、学校の授業との兼ね合いでSports Dayに参加したくてもどうしても参加できない人もいるかな?と考え、当日はいなくても同じチームの人同士での連帯感みたいなものを感じられたらいいな!という想いを込めています。

全員の運動へのモチベーションや苦手意識などが分からない中、年齢や小耳にはさんだ過去の運動エピソードを手がかりにチームのバランスを整えるのが難しかったです、、

会場ってどうすればいいんだろう

さて、実際にSports Day開催するぞ!となったはいいものの、運動会の運営経験なんてもちろんない私たち。
続いての課題は運動会の会場をどこにするかでした。

社員は全員参加、その他の人も考慮しておおよそ30名程度が参加すると考えるとなかなか大きめの会場が必要です。

実は、企画を始動させる前から高田馬場オフィス周辺の会場にはいくつかあてがありました。(これもあって「運動会できるな!」と閃いたのもあります)
早稲田大学の西早稲田キャンパスや学習院女子大学などが近いからか、区が運営する公共のスポーツ施設がオフィスから徒歩圏内にいくつもあるんです。

今回はその中でも条件に合致した新宿区コズミックスポーツセンターの大体育館をお借りすることになりました!
なんとオフィスから歩いて10分かからないという好立地です。

外部の施設をお借りしてのイベント開催というのもWESEEKとしては初めての経験だったのですが、会場の方に親身に相談に乗っていただいたことで、会場の配置やお借りする物品などスムーズに決めることができました。
本当にありがとうございます。

高田馬場の会場を早々に押さえ、とりあえず一安心。ですが、まだまだ重要な課題は残っていました。

別府オフィスのメンバーってどう参加するの?

WESEEKには、東京の高田馬場だけではなく大分県の別府市にもオフィスがあります。
東京にいるメンバーが参加する会場は借りることができましたが、別府オフィスのメンバーがどうやってSports Dayに参加するかをまだ決めきれていなかったのです。

別府オフィスは人数も少ないし、会場を借りて東京側と同じ競技をやるわけにもいかないしどうしよう…。
ということで、距離は離れていてもなるべく疎外感を感じることなく一緒にイベントを楽しめるようにと、様々な工夫を頑張って考えました。

工夫その1:オンラインでも参加できる競技

まずは当日の競技について。
最近はコロナの影響で社員全員がオンラインで参加する運動会(!?)というのもあるようで、そこから多くのヒントを得ることができました。

最初に思いついたのはクイズ大会です。
多くの会社が実践していたのはもちろん、別府と高田馬場でGoogle Meetなどでコミュニケーションが取れる状況であれば、チームごとに解答を一緒に考えてリアルタイムで協力できそうだなと思ったのです。

以前インターン生歓迎会の時に実施した『WESEEKの人に関する4択クイズ』がかなり盛り上がったことを思い出して、新しいメンバーのクイズを出題することでその人との会話のきっかけにもなったらいいな〜という狙いもありました。

4月入社のインターン生、手塚くんに関するクイズ

4月入社のインターン生、手塚くんに関するクイズ

が、これはオフィスで開催されるインターン生歓迎会とは違い、運動会なのです。
「クイズにただ解答するだけだと、運動会のはずなのに運動要素がないじゃん」というツッコミを受け、高田馬場で参加しているみなさんは回答席まで(体育館の端から端まで!)走って解答してもらうというルールを追加しました!

問題を作っていた時は「簡単すぎるかな?」と不安でしたが、意外と苦戦している問題もあって、(リモートメンバー含めて)チームで知恵を出し合っていたのが印象的でした!
また、皆さん全力疾走で回答席まで来るので、答えを聞く側の私がハラハラしてしまいました…!

工夫その2:別府から参加する人たちへの特別ミッション

しかし、全ての競技がオンラインで実施できる訳ではありません。
例えば、事前調査でやりたい競技として名前が多く上がっていた、バスケットボール・ドッジボールなどの球技は、どうしても同じ空間にいる人同士ではないと闘うことができませんでした。

当初の計画では、高田馬場の会場で競技を行っている間に別府では別の競技を進めていただこうと考えていました。
高田馬場側の競技が終わり次第、別府側の結果を確認してチームにポイントを加算していくという方式です。

しかし、このままだと高田馬場側と別府側で同じイベントに参加しているという意識がどうしても薄れてしまい、別府の疎外感が強くなってしまうのでは?という指摘があり、参加形式を見直すことに。

最終的には、どうしても別府オフィスが一緒に参加できない競技については、体育館での競技の様子を生中継した上で、別府からの参加者には特別なミッションに挑んでいただきくことになりました!

例えばドッジボールでは、高田馬場側の競技終了後に別府メンバーがゲームで対戦する様子の生中継を行いました。
みんなで別府オフィスのメンバーを応援できるようにと、なんとプロジェクターとスクリーンを会社から体育館に持ち込んでパブリックビューイング形式を実現!

別府オフィスの1・2 Switchでの対決を見守っています

別府オフィスの1・2 Switchでの対決を見守っています

ちょっと体育館で見るにはスクリーンが小さめだったのと、コンセントの位置の関係で当初の計画からは離れた場所での投影となってしまいましたが、リアルタイムで同じイベントに参加しているという実感を少しでも味わえたのではないかな?と思っています。

そして、別府メンバーが挑むミッションで勝利した人が所属するチームには、高田馬場側の1回の競技で獲得できる数とほぼ同じポイントが付与されます。
つまり、別府ミッションの結果によってはSports Day全体の最終結果が大きく変わってくる!という仕掛けになっているのです。

ただ観客として競技を見ているだけではどうしても疎外感が出てしまいますが、この特別なミッションを用意したことで、高田馬場にいるメンバーは別府にいるメンバーを全力で応援できて、別府側にもチームの勝利に貢献している感を感じて貰えたかなと思います!

この他の別府ミッションの様子はSports Day当日編ブログの中でも紹介しているので、是非ご覧ください。

Sports Dayに参加してくださった別府オフィスの伊勢さんに、当日の感想を伺ってみました!

企画室に練りに練ってもらった工夫のおかげで対決の中継中も応援があり、別府オフィスもとても盛り上がりました!
また、中継以外にもリモートメンバーが一緒に参加できるような借り物競争があったりと、現地参加でなくともしっかりと同じイベントに参加しているという感覚を得られるイベントでした!
こういった工夫は、今回のようなイベントのみに限らず、常時接続のサテライトオフィスとして今後の通常業務にも還元できる部分があるのではないかと思っています。

Sports Dayに向けて社内の雰囲気を盛り上げるためには?

最後に、一般的な運動会と違う点として「事前に競技の練習をするのが難しい」というのも課題でした。

競技自体は練習が必要ないものを選んだので問題はなかったのですが、チームの一体感や当日への期待感、ワクワク感は薄くなってしまうよなあと思っていました。
また、社員の佐藤さんから飛び出した「Sports Day当日に運動するだけでは、健康増進には繋がらないんじゃないんですかね?」という意見も、練習ができないSports Dayならではのものです。

どうしたらいいんだろう?と考えた時に思い出したのは、Sports Dayを考えるきっかけになった他社の福利厚生施策にあった歩数対決。
ここからヒントを得て、高田馬場から別府まで歩こうの会というチーム対抗で歩数を競い合う競技をSports Day前の1ヶ月間かけて実施することにしました。

結果的にこの競技が数々の伝説(主にエンジニアの田村さんによるもの)を生み出し、WESEEK内に空前のウォーキングブームを巻き起こすことになります。

当日までの雰囲気づくりのために、歩こうの会から対決形式にすることで対抗心をメラメラにする作戦を実行しました。各チームに団結力がうまれていたような気がします!

主催側の企画室もびっくりするぐらいの盛り上がりを見せた歩こう会のルール・その様子は歩こう会編、そして最終結果は当日編で確認できますので是非ご覧くださいね!

Sports Dayを振り返って

ということで今回のブログは、Sports Day当日に至るまでに企画室がどのような想いで企画を練ってきたか大公開しちゃうぞスペシャルでした。

Sports Dayの発案者は私なのですが、企画を出した張本人のくせに体育は不得意で、「このイベント本当に成功させることができるだろうか?」と不安で眠れない夜を過ごしていました。
当日バスケで突き指してしまった指が痛むたびに思い出します。

私以外の企画室メンバーにも、今まで開催してきたイベントに比べるとハードルが高いのではないか?と思っていた人もきっといるんじゃないかなあと思います。

しかし、そこで妥協するのではなく、企画室みんなで知恵を出し合って当日に向けて様々な工夫を全力で行った結果、最終的には業務委託やコスモレナ社も含めてWESEEKみんなで楽しめるSports Dayにすることができたのではないでしょうか!

WESEEKの運動会に参加するまでは、丸々2年くらいまともに運動していなかったので、肉離れとか起こさないか若干不安でした。
しかし、久しぶりに運動して汗を流すってこんなに気持ちよかったっけ?と思いました!

数カ月経った今でも、「Sports day楽しかった!またやって欲しい!」という声が多くて、企画室として本当に嬉しいです。

当日の競技はもちろん、1ヶ月前から開催された歩こう会にも、みなさんが本気で取り組んで下さったことがとても嬉しかったです。
今後の社内イベントも、みなさんが本気で取り組んで楽しめるようなものにしていきたいなと改めて思いました。

ちなみに、Sports Dayの後の社内イベントももちろん開催されています。
そして、今もまさに新しい企画の準備を進めているところです!

7月末に行われた社内イベント「ブレスト大会」の様子は、8月中に2回に渡ってブログでもお届けする予定ですのでお楽しみに。