GROWI君 誘拐事件!?(事件解決・振り返り編)

みなさんこんにちは、WESEEK 戦略企画室の太田です。
前回の社内ブログGROWI君 誘拐事件!?(準備編)はご覧いただけましたでしょうか?

社内で開催するイベントとしては初の試みとなる、謎解きイベントの開催を計画した我々戦略企画室。
WESEEKのプロダクトGROWI / GROWI.cloud のキャラクターGROWIくんのぬいぐるみが何者かに誘拐されてしまったというストーリーを制作!
そして、6/26についにGROWIくん誘拐の報が社内に伝えられ…・というところまでをご紹介しました。

誘拐されてしまったGROWIくん

誘拐されてしまったGROWIくん

今回は実際の謎解きイベントの様子をお届けします。
果たして、GROWIくんを誘拐した犯人の居場所を突き止めることはできるのか!?
いよいよ捜査開始です!!

捜査の様子

ここからは実際の謎解き、もといGROWIくん捜査の様子を紹介します。
全てをここで書いてしまうとだいぶ長くなってしまうので、今回は捜査のハイライトをいくつか紹介していければと思います。

最初のメモ

GROWIくん奪還に向けて名乗りをあげた捜査官たちにまず手渡されたのは、3枚のメモ。

最初に渡された3枚のメモ

最初に渡された3枚のメモ

これは、独自にこの事件について調査を進めていた、とある探偵が残したものだそうです。

それぞれのメモには、GROWIくんに深い関わりがあったと推測される人物の特徴が書かれているみたいですね。
まずはこのメモがそれぞれ誰を指しているのかを推理して、話を聞いてみましょう。

1枚目のメモ

怪しい人に話を聞こう

GROWIインターン生の野村くんは、

  • 関西出身
  • メガネをかけている
  • よく白いTシャツを着ている

と書かれたメモを見て、同じプロジェクトで仕事をする社員の清水さんにたどり着いたようです。

聞き込み調査開始 今日も白いTシャツ お揃いですね

聞き込み調査開始 今日も白いTシャツ お揃いですね

清水さん!GROWIくん誘拐事件について知っていることがあれば教えてください。

誘拐事件の話の聞き込みですか?
関係あるかはわからないんですけど、先月末はいろんな人がGROWIくんを眺めていた気がしますね。

その中でも特にじっくりと見ていたのは誰だったかな…。確か…。

お、清水さんからさらに証言をゲットできそう。

思い出しました、確かGROWIくんの生みの親のあの人だったような気がします!
誰か分かったら「先月GROWIくんを眺めていた理由を教えてください」と聞いてみるといいかもしれないです。

ありがとうございます…。

でも、GROWIくんの生みの親って誰だろう?

自分だけではわからないことは他のインターン生や社員に聞くと解決するかも!

証言がどんどんつながる

清水さんからの証言を受けて、社員の蛸井さんとインターン生の五十嵐くんは、GROWIくんをデザインした(生みの親)社員の押木さんに話を聞いているようです!

押木さんに話を聞く

押木さんに話を聞く

押木さん、先月どうしてGROWIくんのことを眺めていたんですか?教えてください!

僕はただ、GROWIくんの生みの親としてかわいいなと思って眺めていただけですね。
それ以上の理由はないです。

そんなことより、GROWIチームによくない感情を持っていそう人なら心当たりがあります。

先月末ぐらいかな、普段GROWIに携わっていない人のスクラムシートでとても怖いものを見つけて、すぐ閉じちゃいました。
あれは、GROWIに関わっている人達への明らかな恨みを感じました。

え、スクラムシートですか?

誰のスクラムシートだったかは忘れちゃったんですけど、探せばすぐ出てくると思います。

スクラムシートとは、WESEEKのエンジニアが自分が今日進めたストーリー・タスクの状況、そして翌営業日に自分が行うストーリー・タスクと進行状況を見積もり記録していくシートのことです。

WESEEKのメンバーなら毎日目にするものなので、何かいつもと違う記載があれば気づくはず…?
果たしてGROWIへの恨みがある人とは誰なのでしょうか?

2枚目のメモ

新事実が明らかに

普段一緒に仕事をすることは少ない、別プロジェクトの人にも聞き込み調査

普段一緒に仕事をすることは少ない、別プロジェクトの人にも聞き込み調査

一旦1枚目のメモ経由の捜査をストップし、今度は2枚目のメモから聞き込みを進めている蛸井さんと五十嵐さん。今回は社員の宮澤さんにたどり着いたようです。

宮澤さん、GROWIくん誘拐事件について何か知っていることはありませんか!

あ、実はGROWIチームの有志でGROWIくんに盗難防止の発信機をつけてたんですよ。

発信器?!

誘拐のニュースを聞いてから急いで確認したんですけど、発信機からの反応が無くて。

GROWIくんに埋め込んであるので取り出せないはずなんで、切り刻まれてしまったのか、そうでなければ電波傍受されているのかもしれないですね。

物騒な単語ばっか出てくるな

WESEEKには電波傍受できるような機械も作れちゃいそうな人がいるので、その人が怪しい気がしています。

その人に「電波傍受する機械って作ったことありますか?」とぜひ聞いてみてください。

まさかGROWIくんに発信器が取り付けられていたとは!

先ほど明らかになったGROWIチームに恨みを持つ人物の存在のことを考えると、GROWIくんの身に危険が迫っていたことを事前に予期していた人がGROWIチームの中にいたのでしょうか。

…なるほど、わかりました

ええ、わかったんすか?

普段の業務では聞き慣れない単語ばかりが出てきましたが、蛸井さんは今の聴き込みで何かヒントを得ることができたようですね。

電波傍受器のゆくえ

宮澤さんからの聞き込みでヒントを得た蛸井さんたちが向かったのは、社内で「田村工務店」とも呼ばれている社員の田村さんの元でした。

DIYがお得意で、ご自宅にある3Dプリンターでオフィス間の中継を行うカメラを制作してくださったり、最近では社内で利用するミニPCのスタンドなどを制作してくださったりと、WESEEKの働きやすさを倍増してくださっています。

確かに田村さんなら、電波傍受の機械なんて簡単に作れちゃいそうですね…。

田村さん、電波傍受の機械について何か知ってますよね?

あ、はい。電波傍受装置はWESEEKの人に依頼されて結構前に作りました。
でも、目的が何かは聞いてないです。

年中なにか請け負ってるので誰から受注したのかちょっと忘れてしまってパッと思い出せないんですけど、顧客リストをスプレッドシートで管理しているので、ぜひそちらを見てみてください。

なんと、電波傍受の機械の制作を依頼した人物は社内にいるようです!
非常に怪しいぞ!
きっと重要な情報を持っているに違いありません。

3枚目のメモ

浮かび上がる探偵の存在

最後のメモからは、社員の近藤さん、佐藤さん、大谷津さんと証言がつながります。
こちらのメモから話を聞くことができる方々は、ほとんどが探偵と直接会話をしたことがある方々。

証言をつなぎ合わせると、最初の3枚のメモを残した探偵についての情報がさらに明らかになりました。
探偵の特徴は、普段高田馬場のオフィスにはいない、そしてSlackのユーザーネームが10文字の人だそうです。

一体誰なのでしょうか?

聞き込みの果てに

今回すべての証言は紹介できませんでしたが、3つのメモを起点として得られた情報をまとめると…。

  • 発信器がつけられたり、懸賞金がかけられていたりと、GROWIくんに危険が迫っていることを予期していた人がGROWIチーム内にいたこと
懸賞金サイト

懸賞金サイト

  • 発信器の電波はおそらく無効化されており、電波傍受の機械は今誰の手にあるのかわからないこと
  • 機械はかなり大きいので、社内に隠すにもかなり場所が限られること
  • この事件を事前に察知し、動いている探偵がいたこと

探偵のことも気になりますが、電波傍受の機械を見つけることができれば非常に重要な証拠になりそうです!

そこで、高田馬場オフィスにあるリフレッシュスペースの椅子(通称ファミレス席)の座面の下に何かが隠されているのではないか?と推理した蛸井さん・五十嵐くん。
恐る恐る椅子の座面を開けてみると…。


そこにあったのは宅配で荷物を送る際の伝票の控え、そして「SAK探偵社」と書かれた名刺でした。

まず伝票から見てみると、、なんとWESEEKのもう一つのオフィス、別府オフィスの住所と社員 一松さんの名前が!
品目の部分には精密機械とあるので、おそらく電波傍受の機械は別府に送付されたに違いありません。

そういえば、GROWIくんが失踪する少し前には別府の方が健康診断で東京にいらしていたのでした。
もしかしてその時に何かが行われたのかもしれません。

そして、名刺の裏には謎のQRコード。読み込んでみると…。

QRコードを読み込むと謎のサイトが

QRコードを読み込むと謎のサイトが

こんなサイトが現れました。探偵のSlackのユーザーネームが鍵となっているようです。
普段高田馬場のオフィスにはいなくて、そしてSlackのユーザーネームが10文字の人といえば…?

探偵からのメッセージが!

探偵からのメッセージが!

そう、別府オフィスに勤める社員の櫻庭さん(yusuke-sak)です!
スクラムで語られる真実とは一体何なのでしょうか…。


Slackでは蛸井さんの安否を心配する声も

Slackでは蛸井さんの安否を心配する声も

ちなみに・・・

この謎解き、何かに似ているな?と思った方もいらっしゃるかもしれません。

実はこの企画が持ち上がる直前、私を含む数名で
DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人という、自宅などでもリアル脱出ゲームばりの謎解き(捜査)を楽しめるという作品を遊んでいたのでした。

様々な物的証拠をもとに捜査を行うギミックがあり、時間を忘れて終電間際まで謎解きをしてしまうほど面白かったこの作品。確実に今回のGROWIくん誘拐事件の制作に影響を与えています。

早く次回作が出て欲しいです。SCRAPさん、待ってます。

捜査は後半戦へ突入

馬場での思わぬ証拠の発見により、捜査の舞台は別府へ。
そんな中、SAK探偵社こと探偵の櫻庭さんからのメッセージにあった7月第1週のスクラムを迎えます。

そこでSlackに流れた衝撃の映像。

file

なんと、櫻庭さんが犯人に関する情報を伝えようとした時、何者かに飲んでいた水に毒を盛られ倒れてしまったのです……。
ぐ〜これは櫻庭さんが真相に辿り着くのを恐れた犯人の仕業に違いない!

道半ばで力尽きてしまった櫻庭さんの意思を受け継ぎ、GROWIくんの捜査を続けなければ。

新たな3つの画像

そんな中、なんと3名の方から新しい証拠が提出されました!
状況的にどれか1つが櫻庭さんの残した本当の証拠で、後の2つの画像は犯人などが混乱させるために作ったフェイクに違いありません。

宮澤さんに渡された?メモ

宮澤さんに渡された?メモ

一松さんに渡された?メモ

一松さんに渡された?メモ

太田に渡された?メモ

太田に渡された?メモ

ただ、この画像が示すものは一体何なのでしょう。
なかなか真相に辿り着く人も現れません。事件はこのまま迷宮入りしてしまうのでしょうか…。

こ、これだあ〜!

この形、どこかで見覚えがあるんだよな〜と思っていたら、ついにデザイナーのふみやさんが真実に辿り着きました。

この図が示していたものとは、社内にあるこちらのボードです!

このボードには、2週間に1度行われる振り返り(KPT)の際に個々人が記入した付箋が貼られています。
※ KPTについてはこちらのブログ記事などで詳しくご紹介しています。

この付箋の並び方と3枚の白い四角、全く同じですよね!?

おそらくこの付箋に櫻庭さんからの何かメッセージが隠されているに違いありません。
果たしてどの画像が真犯人に繋がるものなのでしょうか?

真犯人!

そしてGROWIくんの誘拐発覚から1ヶ月以上経過した7月末。
ついに真犯人が明らかになりました。

果たして皆さんの捜査の結果は当たっていたのでしょうか?

犯人は…。

伝票にも名前があった一松さんでした!

電波傍受できる機械を馬場で利用した後、そのまま証拠隠滅のために別府に発送していたのです。
GROWIくんが馬場だけにあるのはずるい、別府にもあったらいいのに!という動機から今回の誘拐を計画したようです。


そしてすべての真相が明らかになった後、サプライズが!

櫻庭さんも元気になってよかった!

櫻庭さんも元気になってよかった!

毒で倒れていた探偵櫻庭さんも復活!無事にすべての事件が解決したのでした。

GROWIくん帰還

真犯人が発覚し、探偵 櫻庭さんも元気になった8月後半。実はょうど別府に行く機会があったので、取り戻してきました!GROWIくん!

久しぶり〜〜
(片腕がないのは元々なので、決して別府で何かあったわけではございません)

ちなみに、なぜ私が別府に足を運んでいたのか?については近日中にこちらのブログでもご紹介できるかと思いますのでお楽しみに。

企画室的反省

ここまで、GROWIくんの捜査の様子をお届けしました。
無事に事件が解決して、GROWIくんも見つかって企画室としてもホッとしています。

前半部分の聞き込みパートから後半の捜査・謎解きパートまでかなり盛りだくさんで、終了まで1ヶ月半ほどかかってしまいました。
もちろんこの間様々な形でイベントを楽しんでくれた方はいらっしゃったのですが、実は今までのイベントと比べてみると、開催期間の割に参加者や社内への影響は正直そこまで多くはありませんでした。

企画室として改めて振り返ってみると、今回の社内イベントは決して成功とは言えなかった部分も多くあったなと思います。

反省会中

反省会中

イベント形式

まず、今回のような謎解きをイベントに組み入れることはWESEEKにとって初めての経験でした。
謎解きをイベントにするにあたって、企画室としては「各々が好きな時間に参加できるように」という観点から、今回はあえてイベントに参加できる(捜査する)時間を決めていませんでした。

時間的制約をなくすことで参加へのハードルを下げようと思って考案したものでしたが、思ったより上手く作用していなかった気がします。
逆に「他の人も謎解きしていないから、今の時間は謎解きに挑戦しにくいな」という状況を作り出してしまっていたのではないかなと考えています。

参加する意義が伝わりにくかった

また、ただ謎解きを楽しんでもらうというだけではなく、大元となった「インターン生・社員同士の交流を深める」という企画室の目的をもう少し皆さんにも伝えていた方が、より積極的に参加していただけたかも?とも思っています。

イベントの意義が十分に伝わっているとはいえず、そして業務中の方もいらっしゃるという中で謎解きをするのは少し心理的にもやりにくい部分があったよなあと反省しました。

その他、準備面からイベント中まで様々な発見と反省があったイベントでした。今後のイベントに生かしていければと思います。

まとめ

企画室的には色々と反省もあったGROWIくん誘拐事件の謎解きイベントでしたが、楽しんでくださった方がいらっしゃったことと、新しいイベント形態に挑戦をすることができたというのはプラスになりました。

企画室としてインターン生時代から色々なイベントを計画してきて数年経ち、毎年開催されるお決まりのイベントみたいなものも増えてきましたが、それに甘えて毎年同じものを続けるだけでは企画室のいる意味がなくなってしまうんじゃないかと思います。

私たち社員はどうしても今までやってきたことに頭が囚われてしまっていることもありますが、今回のようにインターン生発の新しい発想から生まれるイベントも積極的に取り入れていくことで、WESEEKらしさも大事にしつつ新しいことにも挑戦していけたらなと考えています。

実は、まだブログではお伝えできていませんが、8月にもインターン生が企画した新しいイベントを開催しました!
こんなこともできるんだ!という驚きがあった楽しいイベントだったので、ぜひブログやInstagramへの掲載をお待ちください。