みなさんこんにちは!戦略企画室の太田です。
企画室ではこの1年、WESEEKメンバーの健康増進を大きな課題としてきました。5月に開催された社内運動会 Sports Day は、まさにこの健康増進のきっかけとなるべく企画されたイベントです。
※ Sports Dayの企画の裏側についてはSports Day〜企画室の想い編〜でも紹介していますので、是非ご覧ください。
しかし、Sports Dayのようにイベントを単発で開催しているだけでは、運動する機会が少し増えただけ。真の健康増進のためには、継続的な取り組みや仕組みづくりが必要だなと感じていました。
そこで、社内の健康増進に向けた更なる施策の一つとして、インターン生の宗像さんを中心に新しい福利厚生の枠組みの検討を進めています。その名も「weLpack」!
今回のブログでは、このweLpackが生まれた経緯を太田と宗像さんで振り返りつつ、どのような制度なのかについて紹介していければと思います。
Contents
weLpackのあゆみ
きっかけは内定式
まずは、宗像さんが福利厚生に携わるきっかけから振り返っていきたいです。
私がインターンを始めてすぐに開催された内定式で、新入社員の堤さんから「(WESEEKの)福利厚生がもっと充実したらいいな」という意見を聞き、その内容について詳しくインタビューしたのが最初でした!
堤さんは別の企業で働いていらっしゃった経験もあったので、インタビューの時にたくさん福利厚生のアイデアをお話ししてくださってとても参考になりました。
インタビューの後、社員にアンケートを取って必要としている福利厚生について調査してもらったんだよね。
そうですね、現在のWESEEKにはどんな福利厚生があるかをまとめた上で、「現在の福利厚生制度の満足度」「どんな福利厚生制度があったら嬉しいか」を社員の皆さんにお伺いしました。
アンケートの結果を見ると、年代によって求めている福利厚生の違いがハッキリとしていたんですよ。
例えば、比較的年齢が高めの社員さん(30代)は人間ドック・整体など、健康増進に繋がるような制度を多く望まれていました。
他には、一度WESEEKを離れたメンバーに対するカムバック施策など、WESEEKの組織体制に関する制度にも関心が強いみたいです。
そして若めのメンバー(20代)は、家賃補助を求める声が多かったですね。勉強会の参加費負担などスキル向上に繋がる制度も人気でした。
スキル向上に繋がる制度は年代問わず要望が多かったです!
選択制の福利厚生施策へ
このアンケートの結果を元に、WESEEKに導入する新しい福利厚生を考えようとしたのですが、やっぱり「年代別に求める福利厚生の傾向が違う」という点が大きなネックで…。
例えば、サテライトオフィスがある別府への出張を、温泉も込みで福利厚生として整備できないかな?という案が出た時には、「若手は気軽に行けるけど、お子さんがいる方は制度を活用するのが難しいのでは?」という意見が出ました。
逆に、新入社員や若手が恩恵を受けられないのも良くないなあと思いますし、難しいところです。
他にも、社員から要望があったものを中心に色々な施策を検討してみたけど、年代による不平等感がどうしても拭えなかったんだよね。
そうでしたねえ。
そんな時、社内全体で共通した福利厚生を導入するのではなく、社員がそれぞれの状況にマッチした福利厚生を選べるような制度にしてみてはどうだろうか?という案が出てきました。
福利厚生を外部委託できるサービスだと、社員にポイントが割り振られていて好きな福利厚生を選択できる!というものが多いのですが、これをWESEEK社内でやってみよう!というアイデアです。
この選択制(ポイント制)を導入するには、選択肢となる福利厚生の制度をたくさん用意する必要があります。
最初は、企画室の目的でもある健康増進に関する他社事例を調べて案を出していたんですが、そうなると若者向けの選択肢が少なくなってしまいました。バランスがとても難しかったです。
おまけ話:歩こう会のヒントがここにあった!
実は、この時宗像さんが他社事例として紹介してくださった「社内で歩数を競うことで運動を促進する制度」から着想を得て企画したのが、Sports Dayの前哨戦として開催された高田馬場から別府まで歩こうの会だったんです。
歩数を記録する制度は実際にやれたら面白いだろうなあと思っていたので、福利厚生という形ではなかったですが実現できてよかったです!
※ 歩こうの会の詳細についてはSports Day〜歩こう会編〜でご紹介しています!
ポイント調整の日々
さまざまな福利厚生制度の案を考える中で、制度ごとのポイント数はどれぐらいにした方が良いのか、そして社員さんごとの持ちポイントがどれぐらいになったら全体のバランスが良くなるのかを考えるのに時間がかかりました。
家族構成・年齢・趣味嗜好などから社員のペルソナを定め、「この人はこの制度を選びそう」というシミュレーションを企画室内で行い、感情面や費用面など、選べる制度による差が出ないように試行錯誤を重ねました。
ちなみに、社員さんごとの持ちポイント数は一律にするのではなく、勤続年数や昨年獲得した社内通貨 WSD の総額など、様々な指標によって決まるように工夫をしています!
どの指標を採用するか、そしてどれぐらいのポイント差をつけるか。今の形に落ち着くまでには結構やりとりしたね。
他にも、選ぶ楽しさも感じてもらえるようなシステムも導入することになりました。
例えば、企画室が「若手向けだ」「子供がいる家庭向けだ」と思っている制度でも、その意図が本人たちに必ず伝わるわけではないですし、せっかく選ぼうとしてもポイントがもったいなくて躊躇してしまう可能性もあります。
そこで、〇〇歳以下は別府への旅行をお得なポイント数で利用できるなど、年齢や家族構成によって特定の制度がお得に利用できるような仕組みを整備しようと考えています。
おまけ話:weLpackの名前の由来
ちなみに…この福利厚生制度の名前は「weLpack」というのですが、これは太田さんと私で考えた渾身のネーミングです!
いくつか宗像さんから名前の案が出ていた中で、「これ、なんかエンジニアの人から時々聞く『webpack』って単語に語感が似てるからウケるかもしれない」と思ったんですよね。
概念としては全然違うものかもしれないんですが。
どんな人たちなのか全然知らないのですが、巷にはwebpack職人なる人がいるらしいと聞いています。weLpackを余りポイントなく綺麗に消費するweLpack職人がWESEEKに登場するかもしれないですね。
今後の展開
weLpackコンペ準備中
weLpackの制度はまだまだ完成ではありません。
たくさんの福利厚生制度を選択肢として用意するのであれば、企画室内だけで案を考えるのではなく、社員全体から広く意見を募ってもいいんじゃないか!?ということで、現在weLpackに採用する福利厚生制度の社内コンペを準備中です。
社員内で3つのチームを結成していただいて、「自分達が利用したい!」と思う福利厚生制度を考え、全員の前でプレゼンをしていただこうと考えています。
プレゼンによってより多くの人の賛同を得られた制度は、weLpackの選択肢の一つとして選べるようになります。
これには、会社の決まりを経営サイドや企画側で全て決めるのではなく、社員のアイデアや制度改革に対するバイタリティを反映させたいというWESEEKの想いが込められています。
過去には、会社のクレドや社員の査定シートも社員と一緒に作ってきたという歴史があるんです!
コンペは10月中旬から開催中!詳細や結果については、後日このブログでもご紹介しますのでお楽しみに。
最後に
では最後に宗像さんから、コンペ開始までを振り返って一言お願いします。
福利厚生を形にするまでやコンペを開催するまでは長い道のりがありましたが、企画室のみんなが何度も制度設計のブレストに付き合ってくださったおかげでここまで来ることができました。ここまで来たからには、コンペを無事に終わらせ、社員の皆さんの声を反映させた制度づくりを最後まで頑張っていきたいと思います!
実は今年の早いうちから走り始めていた施策だったので、紆余曲折あったけどようやく形になってとても嬉しいです。
今後開催されるweLpackコンペを通じて、より多くの人が福利厚生について考えるきっかけになればいいなと思います!
welpack運用開始後の記事もございますので、宜しければそちらもご覧ください。