こんにちは!企画室インターンの塚田です。早いもので、年が明けてもう2ヶ月ほどですね。皆さんにとって、昨年はどんな一年でしたか?
私はというと、いろんな場面で新しいことに挑戦をした年だったなあと思います。卒論やサークルの大会などの大学生活はもちろん、就職活動も本当に苦労しました。
そしてWESEEKのインターン生活でも、たくさんのことに取り組んできました。実は、今も新たな施策に挑戦しているんです。それは…「自社サービス・GROWI.cloudの海外展開」!
実は、施策自体は12月中旬にスタートしていて、先日の2月8日に、第1カ国目となるフィリピンでのリリースを迎えました!
「なぜ海外展開?」「フィリピンでどんなサービスを展開するの?」とたくさん疑問が湧くと思いますが、海外展開のプロジェクト自体の内容については、次回以降のブログにて詳しくお伝えしようと思います。
関連記事:GROWI.cloudのフィリピン展開のプレスリリース
今回のブログでは、私が海外展開施策に取り組むことになった経緯や、この施策に込められた想いなどの、施策が動き出すきっかけの部分について、お伝えしていきます!
Contents
GROWI.cloud、ついに海外に進出!
GROWI.cloudとは、オープンソースソフトウェア(OSS)の様々な社内・社外のナレッジ情報を共有できるwikiツール・『GROWI』を、クラウド上でもご利用いただけるようにしたSaaSサービスです。
オンプレミス版のGROWIに比べたメリットは、バージョン管理や障害が発生した際の対応などの管理コストを削減できる点で、人的コスト削減のために、元々GROWIを利用していたお客様がGROWI.cloudに移行してくださるケースも増えています。
そんなGROWI.cloudが、ついに海外でもサービスを展開することが決定しました!そして、そのディレクター的な役割として、企画室インターンの私・塚田がジョインしたのです。
ここで、WESEEKをよくご存知の方であれば、「なんでGROWI.cloudの施策に、戦略企画室のインターン生が参加するの?」と疑問を抱くと思います。
それもそのはず。本来戦略企画室は、社内イベントの実施や広報、事務処理などを担当するので、エンジニアの業務に直接関わることはありません。GROWI.cloudもエンジニアとマーケティング推進室によって運用されているサービスなので、これまで戦略企画室が携わる機会はあまりありませんでした。
そんな戦略企画室インターン生の私がGROWI.cloudの海外展開施策に参加するのは、私にとっても、WESEEKにとっても大きな挑戦といえます。
挑戦のきっかけ
海外展開施策へのアサインは、私がある想いを企画室の太田さんや、代表の武井さんに伝えたことがきっかけです。
それは、「企画室の業務に加えて、エンジニアの仕事をエンジニアの皆さんと一緒にやってみたい」というもの。こう感じるようになった理由は、大きく二つあります。
一つ目の理由
一つ目は、WESEEKエンジニアの皆さんのことを、より深く理解するためです。まず前提として、私は企画室がイベントや施策を考える上で、いかにエンジニアの皆さんに楽しんでもらえるかという視点を養うことが重要だと思っています。個人的に、これは入社以来の課題でしたが、日々の業務をこなすうちに、少しずつ視点が形成されてきたとも思っていました。
しかし、いざ先輩の手を離れて、自分の力で「WESEEKの課題を解決するための施策やイベントを考えよう」とした時に、壁にぶつかることが増えてしまいました。例えば、過去の施策と似たようなアイデアしか思いつかなかったり、新規性の高いイベントを練っても「この形態では楽しめない人もいるよね」という初歩的なFBを貰ったり…
こうした状況が続くうちに、「もっとWESEEKのプロジェクトの状況やサービスそのもの、WESEEKメンバーの人柄や考え方などを理解できたら、施策やイベントのアイデアに繋がって、企画室の業務に活かせるのではないか」と考えるようになりました。
しかし、今の企画室の業務範囲だと、どうしてもエンジニアの皆さんの仕事の進め方や大事にしている価値観などを、一歩外の枠からでしか学べません。こうした背景から、冒頭の「エンジニアの仕事をエンジニアの皆さんと一緒にやってみたい」という想いに繋がりました。
二つ目の理由
二つ目は、「何かに挑戦して成功体験を得たい」という想いがあったためです。
企画室として約1年半インターンを続けて、いろんな成長がありましたが、ここ数ヶ月はただ目の前のタスクをこなす日々が続いていました。
というのも、私が中心となって進めていた「WS雑貨店」という企画が終了し、物足りなさを感じていたからです。当時は、この企画に替わるほどの大きなタスクがなかったので、物足りなさは「ポジションが空いているタスクを積極的に担う」「他のメンバーの施策の相談役になったりタスクを一緒に進める」というような形で補おうとしていました。
しかし、次第に「”私が”やりたいことってなんだっけ?」「このままインターンを続けていて、卒業するまでに自分が得られる成長ってなんだろう」と考えるようになりました。
惰性でWESEEKを続けるということはしたくない。そのためには卒業までに残された日々で、もっと何かに挑戦して成功体験を得たい。そしてその挑戦がWESEEKのためになることで、何かを残したい…と悩みはどんどん膨らみました。
周りのサポート
このように、しばらくは漠然とした不安や悩みを抱えていましたが、ある時企画室インターンの宗像さんが、デザイナー業務にも挑戦することになったと耳にしました。
宗像さんは企画室のイベントでもデザインスキルを発揮していて、元々デザイナーの業務に憧れがあったそうです。彼女のそんな想いを太田さんや武井さんに伝えたところ、希望が叶ったとのことでした。
私も1人で考えていないで、今の状況を変えるために、まずは社員の方々に相談してみよう…!
と、宗像さんの行動力に触発されて、私も太田さんと武井さんにお話することを決意。お二人は、まず私の悩みを受け止めて、漠然とした不安を一緒に言語化し、整理してくださりました。
その上で、どんな業務であれば、私の悩みを解決できるのかを一緒に模索することに。エンジニアを始め様々な社員の方々にも意見を聞いた結果、「GROWI.cloudを海外展開する」施策に、私が参加する案が浮上しました。
たくさん不安もあったけど…
元々この海外展開施策は GROWI.cloud 誕生以来の悲願で、日本国内でリリースして以来、会社としてずっと中期目標としては掲げながらも数年棚上げされていました。しかし今年11月に代表の武井さんから社内に展開された19期期初展望(一般教書演説的なものです)」にも「今期必達の施策」として設定されており、会社全体としてもかなり重要な施策に位置付けられていたのです!
お話を聞いた当初は、「普段GROWI.cloudに関わっていないインターン生が、そんな大きな施策にいきなり参加してもいいものだろうか」「却ってご迷惑をおかけしてしまうのでは」と戸惑いましたが、
誰か「海外展開のことだけを考えて動いてくれる人」がいるのは、開発側としても助かる
元々今期のどこかで実現しようとしていた施策だから、塚田さんが卒業する前にリリースしよう!と火をつけれるのはいいことだよね
というお声を頂いて、エンジニアの皆さんにとってもメリットがあると知り、少し安心しました。
それでも、私にとってはもう一つ、大きな不安が…。それは、この施策にジョインすることで、本来の企画室業務を疎かにしてしまうのではないかということです。しかしこの点も、武井さんと太田さんに相談したところ、
実は、WESEEK全体の期初展望には「企画室がエンジニアの業務を側面支援する」というものも含まれているんだよ。だから、元々今後は、企画室がエンジニアを実務の面でもサポートすることで、相乗効果を産みたいと思っていたんだよね。
というお話が。この時点では展望が共有されていなかったので、自分の希望と企画室や会社の動きが一致していると知って、驚くと同時に嬉しく感じました。また、企画室社員の太田さんには、
企画室の業務は、私や他のインターン生も積極的に引き受けるので、心配しないで大丈夫!遠慮せず自分のやりたいことに挑戦してね。
と背中を押していただきました。有難い…
こうして、GROWI.cloudの海外展開に参加することが決定したのでした。
挑戦を応援する風土
以前から、エンジニアの皆さんが興味のある分野に積極的に取り組んでいた姿を見ていたので、「WESEEKは個人のやりたいことを尊重する会社なんだな」と感じていました。
そう思っていたからこそ、心の中で「自分の悩みを伝えても一蹴されずに聞いてもらえるだろう」という安心感があり、社員の方々に相談できたのだと思います。
それでも、私の予想以上に、迅速且つ真摯に対応してもらえたので、いざ自分の希望が叶いそうになると、再び戸惑う気持ちが大きくなり…
こんな私の我儘で、会社を動かしていいんでしょうか…
こんなことを溢したことがありました。当初自分が想定していたよりも、あまりに施策のスケールが大きかったので、いろいろな不安を払拭しても尚、気が引けてしまっていたのです。しかし、
会社の真髄は、誰かの我儘だよ。
という武井さんの言葉に、ハッとさせられました。
突き詰めると、会社は誰かの我儘とも言える意思で動いているけれども、その我儘が自分だけでなく、他の誰かや会社のためになるなら全く問題ない。むしろ、我儘は熱意を含むから、大きなエネルギーになる。
このお話を聞いたことで、それまで感じていた引け目がなくなり、全力で施策に取り組もうと覚悟ができたのでした。
海外展開施策、スタート!
このように、企画室の私が海外展開施策に参加し、このタイミングでリリースに向けて動き出すまでには、様々なやりとりがありました。
しかし大事なのはこれからで、いざ施策を進めようとすると「最初のターゲットはどこにするか」「海外と日本のサービス内容をどう差別化しよう」「そもそも私が3月に大学を卒業するまでに、リリースが終わるの?」といった考えるべきことがたくさん…
また、リリースに向けて、外部の関係企業の方々と頻繁にやり取りをしたり、GROWI.cloudとしても会社としても未知の地である、フィリピンでのセールス方法について調査をしたりと、経験したことのないタスクに四苦八苦する毎日を過ごしました。
ですが、困難が多かった分、本当に私にとって学びに溢れた期間でもありました。私はWESEEKでしか長期インターンをしたことがありませんが、普通のインターンではなかなか得られないような貴重な経験ができたと、胸を張って言えます。
具体的に私がどのように施策に取り組んで、どんな学びがあったかについては、後日にじっくり振り返りたいと思っていますので、楽しみにお待ちいいただけると有難いです。
ぜひ、戦略企画室インターンの新たな挑戦【後編】もお読みください!
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