皆さんこんにちは!戦略企画室の安川です。最近になって徐々に厳しい猛暑が収まり、少しだけ過ごしやすい気候になってきた気がします。しかし、まだ油断はできないので、水分・塩分をしっかりとっていきましょう!
前回のブログ、ブレスト大会2022開催!【前編】に引き続き、今回もブレスト大会についてご紹介します!
後半戦は、3時限目と4時限目の2部制で構成されていました。
後半の時間に開催されたブレストのテーマと、それぞれの概要は以下の通りです!
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エンジニアは本当に地獄を経験しないと「強く」なれないのか?
色々な意味で、「人生の遠回り(語弊アリ)」をした人から話を聞くことで、人生をショートカットする方法を学ぼうの会。 -
会議のやり方改善案ブレスト
会社を改善していくために、良い会議のやり方を考えていこうの会。 -
WESEEKドラフト会議2022
自分自身が社長になり、新たな会社を設立すると仮定した場合、 WESEEKで現在働くメンバー(社員、インターン生、業務委託を含む)の中で誰を採用したいかリスティングしていこうの会。 -
オフィス移転論争
今のオフィスに人が入り切らなくなるかもしれない未来のために、本社移転賛成派と反対派に分かれて議論する会。 -
結局エンジニアの「技術力」って何なの?エンジニアのキャリアについて考える会
技術力とは何かという根本的な概念や、皆が想い描くエンジニアのキャリアについて語り合う会。 -
採用のための作戦会議室
「WESEEK入社希望者が採用されるためには、どのような戦略立てが必要になるか」、そして
「他社に入社予定の人が、3年後WESEEKがどうなっていたら戻ってきたいか」という二つの議題について話し合う会。 -
全員の年収を200万アップさせよう
WESEEKの社員一人一人の年収を200万アップさせるための方法を、様々な観点から考える会。
私も皆と一緒に議題について話し合ってきました!
Contents
3時限目 エンジニアは本当に地獄を経験しないと「強く」なれないのか
このコマは、「人生の遠回り(語弊アリ)をした人から話を聞くことで、人生のショートカット方法を学ぶ」ということを目的に開催されました。
ブレスト大会において、私が一番興味を惹かれたのはこのセッションでした。WESEEKにいらっしゃる優秀なエンジニアの方々が歩んでこられた人生の軌跡を知ることで、多くの教訓を得られるのではないかと考えたからです。
午前の部では、「しくじり先生俺みたいになるな!」というコマがあり、そこでは皆さんの比較的ポップな失敗談(中には凄いものもありましたが...)を聞いてきました。
しかし、今回のコマでは、もう少し人生で大変だった出来事に焦点を当てており、内容としてもより密度の濃いものになっていました。
ブレストは、まず参加者を「地獄を味わったグループ」と「質問者グループ」の二つのグループに分けるところからスタートしました。
「地獄を味わったグループ」に割り当てられたのは、田村さんと、佐藤さん、貝沢さん、近藤さんの4人です。
皆さんは順番に一人ずつ、自らが味わった地獄のような体験談を臨場感たっぷりに語ってくださいました。
今回はその一部を抜粋してお届けします。
地獄体験談 田村さん編
まず最初に話し手のトップバッターとして選ばれたのは、田村さんです。結構壮絶な体験談を淡々とお話しされていました(笑)。
田村さんが前職で働かれていた会社はとにかく多忙で、ピークの月には400時間労働で、土日出勤もあったそうです。一瞬耳を疑ってしまうような労働時間ですよね。
田村さんのお話が終わった後、衝撃が強かったのか、10秒くらい皆さん無言になってフリーズしていた気がします(笑)
手塚さん
か、身体とか壊さなかったんですか...!?
田村さん
過敏性腸症候群が悪化しましたね。
近藤さん
仕事に行きたくないとか、メンタル的な部分で変になったりは?
田村さん
仕事に行きたくないとは思わなかったんですよね。仕事をすること自体は好きだったので、仕事でストレスが生まれ、仕事でストレスを解消してたような気がします。
心と体はリンクしているので、過酷な労働環境におかれると、大抵の人であればメンタルにも不調をきたすはずです。
しかし過敏性腸症候群にはなったものの、心の健康状態だけでも保つことができたというのは不幸中の幸いだなと思いました。
仕事のストレスを仕事で打ち消すとは、中々斬新なストレス解消法ですよね(笑)
目には目を、歯には歯を...?? ハンムラビ法典ですかね?
地獄体験談 近藤さん編
近藤さんはWESEEKの創業時から長年働かれている方です。そのため昔のWESEEKの話などを色々と聞かせていただきました。
私が印象的だなと感じたのは、3ヶ月くらいWESEEKの仕事がなくなった時のお話です。
このお話については、代表の武井さんが書かれたブログでも詳しく説明されているのでご覧ください。
WESEEKヒストリー⑤ ー冬の時代と再起ー
その時期、WESEEKは休業状態でしたが近藤さんは自社サービスを当てるべくたった一人で開発を継続してる状態だったそうです。
そんな中、奇跡的にとある超有名ゲームタイトルの開発・運用に参画することに。
近藤さん
俺が無職(笑)みたいなことしてる間、ゆうき(武井さん)はSES的なやり方でもなんでもいいからお金を稼がないとってことで、一足先に外に出て某有名企業での仕事を獲得してたんだよね。その話を聞いて「いいな俺も外行きたいかも」って言ったら紹介してくれてサクッと決まって。ただゆうきと同じ部署かな?って期待してたら全然違いましたけどね(笑)
私(安川)の心の声
そんな有名企業に、さらっと入れるのか..すごいな...
近藤さんは、その部署で当時流行っていたスマホゲームの PC 版を作成していたそうです。そこでは、働く時間とエンドユーザーからのプレッシャーが非常に大きかったとのこと。
理由は、近藤さんの実力が周囲から高く評価されていたため、全てを任されてしまったようです。
ただこれはWESEEK設立当初から、武井さん(代表)と共に切磋琢磨して身につけてきた技術が認められたということでもありますよね。
当時のことについて、近藤さんはこのように振り返っています。
近藤さん
朝は9:00 開始、夜0:00 超えみたいな毎日を半年くらい続けましたね。月150 時間の稼働予定が、1週間くらいであっという間に消費されました。ただこんなに身を粉にして頑張ってるのに、とあるスレッドでは心ないこと書かれて、その当時はそれ見てかなりショックを受けていました。こんなこと言う人がいるんだ..みたいな
精神を蝕まれるようなエピソードですね。私なら耐えられない気がします...。他人から何を言われても、右から左に流す力が必要になってきますね。
地獄のような経験を通じて
他のお二人のお話も、かなり興味深いものでした。一人一人すごく内容の濃い衝撃的なお話をされるので、短編ホラー映画を一気見したような気持ちになりました(苦笑)。
最後に4人の方それぞれに、「その地獄を経験する意味はあったか」ということをお聞きしました。
この質問に関しては、見事に意見が二手に分かれました。
田村さんと近藤さんは、「意味があった」派で、「あの時の経験があったから、その先キツイことを経験しても、"あれに耐えられたのだから”と思ってへこたれなくなった」とおっしゃっていました。
これは非常に共感できますね。私もお二人程まではいかないですが、昔に経験した辛いことが、むしろ今の生きる糧になっています。
一方「意味がなかった」派のお二人の意見としては、「経験しないに越したことはない」と主張されていました。
これも一理ありますね。ただひたすら体力と気力を奪われるだけの経験だと、その後の人生の役には立ちませんよね。
ただ私の意見としては、どんな経験にも意味を見出すことで、自分の生きる糧にしていきたいなと考えています。後付けや、多少無理矢理でもいいので。
このコマで、現在WESEEKの主力メンバーとして活躍されていて完璧で隙のないように見えていた方々でも過去に辛い思いや失敗などを経験しており、その経験を経て今の輝きが形成されているのだということを知りました。
このブログを読んでくださっている方の中には、今現在置かれている状況が辛いという方、あるいは失敗ばかりで自分に自信をなくしてしまっているという方もいらっしゃるかと思います。しかし、その経験が未来の自分を輝かせてくれるんだという風に考え方を変えることで、今抱いている気持ちが少し軽くなるかもしれません。
3時限目 オフィス移転論争
続いて、私が参加できなかった別の3時間目のコマも紹介しようと思います。
WESEEKでは最近、インターン生がたくさん入社したことをきっかけに「そう遠くない未来、今のオフィスに人が入り切らなくなるかも?」という不安が生まれ始めていました。
その不安を解消すべく、今回ブレスト大会でオフィス移転論争が繰り広げられることになったのです。
ブレストでは本社移転賛成派と反対派に分かれて議論が進められていました。賛成派、反対派の中でも穏健派、過激派に分かれていたようです。
もし仮にこれからオフィスを移転するとなると、場所はどこにするのか、そしてどういうメリットが期待できるのか気になるところです。
武井さん 賛成穏健派
人数が増えていくと、誰かしらアクセス悪い人は出てきてしまうから、本社に関しては最低限23区内というルールを守ればフェアだと思ってる。
蛸井さん 反対過激派
今のオフィスに合わせて自分の家を引っ越したのに!それなら都内にサテライトオフィスを作る方がいいとおもう。
武井さん 賛成穏健派
うーんでも、オフィスは一つの方が働きやすいと思うなー。サテライトオフィスを建てるメリットは、メインオフィスを移転しなくて済むことくらいな気がする。
どちらの意見も納得できる部分があります。
因みに私は、オフィス移転に賛成派です。場所としては渋谷が良いと思います。
都内のどこからでもアクセスが良いので、今よりも出社しやすくなる人が増えるのではないでしょうか。理想は、渋谷の大きなビルのワンフロアをWESEEKのオフィスにすることですね!(ハロウィンの時期などは大変そうですが)
皆さんがオフィス移転の話を日本国内に限定して進めていく中、増山さんから海外のサテライトオフィス案も浮上したようです。予想外のアイディアですね!
まず場所の選定ですが、時差が少なく英語が公用語の国がいいとのことで、フィリピンとシンガポールが候補に挙げられたようです。
確かにそうした国にサテライトオフィスを構える事で、日本で設立するよりもコストや人件費を抑えられますからね。
増山さんから提示された斜め上をいく案に対して、代表である武井さんの反応は...?
武井さん
オフィスを開くからには、WESEEKの文化を持って行って、維持してもらう責任がある。それができるならいいよ。ただ、現地採用の人に保守をやってもらうのには不安があるな。
な、なんと!!条件付きとはいえ武井さんが案外肯定的... この反応には増山さん自身も少し驚いたのではないでしょうか。
現時点では多少の懸念事項があるようですが、将来的に実現可能性は低くないかもしれませんね。
参加者の方々の感想
増山さん
WESEEKで働く方々の、オフィス移転やサテライトオフィスに対する考え方を知ることができてよかったです。
蛸井さん
高田馬場オフィスへ移転した経緯など、自分の知らなかった話を武井さんから色々聞けて良かったです。
増山くんの海外サテライトオフィス計画の熱い想いが伝わりました。
増山さんが、そんなに海外志向の強い方だというのが意外です(笑)。
増山さんの海外への熱い想いは、私も参加した次の4時限目のコマでも伝わってきました。
4時限目 全員の年収を200万円UPさせよう!
4時間目、最後のコマとして私はこのセッションに参加しました!
元々個人的にお金を増やすことに興味があり、このテーマに吸い寄せられたというのが正直な理由です(笑)。
ここでは、社員一人一人の年収を200万円向上させるには、何をすれば実現できるかを真剣に考えていきました。
どうしたら実現できる?
参加人数も多かったので、チームAとチームBの二つのグループに分かれて実現方法を検討しました。
チームAでは、「お金持ちと仲良くなる」、「最悪全員受託開発する」など極端な意見も挙がっていました。更に、「オフィスそのものをなくす」という意見も挙がったようです。
私が所属していたチームBでは、「スキルの高い人材を雇って、会社の生産性をひたすら高めていく」という案が出ました。又「受託案件を増やす」ことに関してはAチーム同様、私のチームでも意見が挙がりました。
チームAは比較的、コスト削減といった「減らす」ことに着目しているのに対し、チームBは「減らす」ことよりも「増やす」ことに焦点を当てていた印象ですね。
そして、各チームででた案を互いに共有しつつ、もう一度全員で検討してみました。チームAが提案していた「オフィスをなくす」という案は、コスト削減の意味でも有効的だなと私は思ったのですが、反対派の意見が多かったです。
確か午前の部で行われた、「インターンによるインターンのためのお悩み相談会」で、インターン生に「リモートワークがあったらいいと思うか」という質問を投げかけたところ、満場一致で、「出社がいい」という答えが返ってきました。皆さん、会社が好きなんでしょうね。リモートワークよりも出社してお互いの顔を見た方が、信頼関係を築けますもんね。
そして最善案として皆さんの意見が一致したのは、海外サテライトオフィス案でした!(やはり海外...)
渡嘉敷さん
フィリピンとかだと英語圏だから良さそう。
増山さん
フィリピンにサテライトオフィスを構えて、シリコンバレーの案件をこなしたら最高じゃん!
なんだか、壮大な話になっている気がします(笑)。
3時限目に行った「オフィス移転論争」でも、増山さんの海外志向の強さが前面に出ていましたもんね。
私も比較的海外が好きなので、いつの日か「WESEEK」という看板を海外でも見る機会があるのかもしれないと考えると、気分が高揚してきます。
報告会
ブレスト大会は1限から4限まであり、最後の締め括りとして行われたのは、ブレスト内容の報告会です。
ここでは、全部で14個あるブレスト内容をそれぞれのグループの代表が発表していきました。
私自身が参加できなかった会もいくつかあったのですが、報告会で他のグループのお話を聞くことができました。皆さんの発表を聞いていると、各セッションごとにかなり白熱した議論が繰り広げられたのだということが伝わってきました!
発表の中で特に印象的だったのは、WESEEKドラフト会議2022です。私はこの会には参加できませんでしたが、簡単に説明するとWESEEKの中から自分以外に4人選んで、どんな会社を設立したいかを考える会です。
私としては田中さんが考案した、「株式会社ホワイトシャツ」が一番興味深いと感じました(笑)。
ガタイがいいという理由で、田村さんなどがメンバーに選ばれたようです!
そもそも、世の中に白シャツファンという人が存在するんだということにまず衝撃を受けました(笑)
斬新な発想なので、もしかしたら成功するかも....??
その話を聞いて、私だったらどんな会社をつくるかな〜?と考えていました。考えられるとしたら、「株式会社カレーの会」ですかね。一時期週6でカレーを食べてた時期があった程、カレー大好き人間ですので。
ただ、WESEEK内で私以外にカレー好きな人がいるのかどうかはまだ分からないので、メンバー構成は未定です。これから隠れカレー好きを発掘していきたいですね(笑)。
安川の初ブレスト体験記
ブレスト大会は朝10時50分から始まり、最終的に19時過ぎまで行われました。私は今回初めて参加しましたが、あっという間に時間が経過した気がします。
以前に行われたブレスト大会に関するブログを見たことがあるのですが、それも非常に興味深い内容でした。毎回これほど面白い議題を思いつくWESEEKの方々の創造性の高さに、感服しました。
今回のブレスト大会で、私は少し発言を遠慮してしまっていた部分がありました。初めてのことで萎縮してしまったのだと思います。立場に関係なく積極的に発言し、議論を盛り上げている皆さんの姿を羨望の眼差しで見ていました。
ブレスト大会では、プロジェクトの違いから日常的な接点がない方々とも交流を図ることができます。更に自身の考えをこの機会を利用して、会社の方々に発信することができる唯一の機会でもあります。そうした貴重な機会を最大限に活用するためにも、次回からは積極的な発言を心がけていきたいです。
ブレスト大会は、組織が一丸となり皆が同じ方向に突き進んでいく上で欠かせないものだと、今回の参加によって強く感じました。
その他の【ブレスト大会】関連をご覧になりたい方は、
からご覧ください。