WSDDAY開催!年度末ジャンボの行方やいかに!?

みなさんこんにちは!WESEEK戦略企画室の太田です。
4月も中旬に差し掛かり、暖かさも増してだんだん過ごしやすい季節になってきましたね!
そろそろ半袖の出番も増えてくるでしょうか。

さて今回のブログでは、まだまだ長袖が必須だった3月末に開催された社内イベント「WSD DAY」についてご紹介します。

WSD DAYは、このブログでも過去に何度か特集してきたWESEEKの社内通貨WSDを活用したイベント。
WSDとは?という方に向けてWSDの紹介をしつつ、イベントの準備や当日の様子を振り返っていきたいと思います!

WSDの歴史

そもそもWSD(WESEEK DOLLER)とは、WESEEK社内で流通している社内通貨のことです。
実際に質量を持った硬貨や紙幣を使用するのではなく、仮想通貨として運用を行っています!

WSDについて詳しく社内ブログで取り上げるのも久しぶりなので、まずはWSD DAY開催までのWSDの歴史を振り返りながら、どのような制度なのかについて紹介していければと思います。

2020年夏〜2020年冬

今から約2年前、当時戦略企画室のインターン生だったS氏が「WESEEKに社内通貨を流通させる」という施策を考案し提案したのがWSDの始まりでした。

記憶が確かならば、入社当時から社内通貨の構想を練っていたS氏。
WSDが発行されるべきタイミングはいつなのか、そしてどのような目的で利用されるべきなのか…。
S氏の案を元に、企画室内でもかなり長い期間にわたって議論が行われたことを覚えています。

この時、「WESEEK全体にプラスに働く行動で獲得でき、自分だけではなく他のWESEEKメンバーにも利益があるものに利用できる
という、現在に繋がるWSDの基本的な考え方が確立されました。

例えば、「社内の技術力向上に繋がる」ということで勉強会の主催をするとWSDが獲得できたり、「社内のコミュニケーションの活性化に繋がる」ということで複数人でのランチ代の補助として獲得できる…。というようなイメージです。
利用の面でも、技術書の購入や交流会の会費利用などに使うことができます。

ただの社内通貨ではなく、WESEEK内の交流や文化をより発展させるきっかけになるようなものにしよう!と設計が進められました。


制度設計と並行して、WSDの管理用WEBアプリ Collletの開発も進みます。

社内のエンジニアを巻き込みつつ、発案者である梅林さんも開発に参加しながら本格的な仮想通貨管理システムの開発が進められました!
仮想通貨のシステム部分には、ブロックチェーン技術の一つであるHyperledger fabricが利用されています。

Colllet全体の構成図

Colllet全体の構成図

Collletの開発に携わったエンジニアの佐藤さんが執筆された記事、Hyperledger fabricで始めるブロックチェーンアプリケーションも是非ご覧ください。

そして2020年11月30日、遂に最初のWSDが発行されました!

WSD(イメージ)とcollletのキャラクターchaincoくんです。S氏が3Dで作成したものがずっと使われています。

WSD(イメージ)とcollletのキャラクターchaincoくんです。
S氏が3Dで作成したものがずっと使われています。

一番最初の日に発行されたWSDのひとつ

一番最初の日に発行されたWSDのひとつ

WSDの流通が始まってから3ヶ月後、2021年2月にS氏が就職のためにWESEEKを卒業。

その後、しばらくWSDの流通が落ち着いた時期が続きます。

2021年 春

2021年の春、S氏の意志を受け継ぎ「WSDをもう一度盛り上げよう!」と、戦略企画室の新しいインターン生鈴木さんを中心としてWSDリブート企画が始動しました。

まずは、以前ブログでもご紹介したブレスト大会にて、WSDに対するWESEEKメンバーの意見をヒアリング。

そこで得られた「獲得方法が分かりにくい」「WSDが貴重なため気軽に使うことができない」という意見をもとに、まずは多くの人にWSDを獲得して利用してもらうことを目標として、発行初期よりも獲得・利用のハードルを下げるような方針で様々なリブート企画の検討が進められました。

2021年秋〜2021年冬

2021年10月からは、鈴木さんが企画したサンクスWSDがスタート!

普段なかなか伝えられない感謝の気持ちをWSDに乗せて伝えるというシステムが社内でかなりの盛り上がりを見せ、ここから一気にWSDの供給量・利用量が増えていくことになります。

その他にも仮想通貨を飛び越えたリアルコインを進呈したり、WSD獲得機会の増加、WSDで交換できる商品の大幅増加など、様々な企画を実行してきました。

各企画の詳細については、こちらのページで詳しくご紹介しています!

2022年春

いくつかのリブート企画を実行する中で、WSDの発行・利用が急速にWESEEK社内に浸透していきました。

リブート企画を行う前の9月までの月平均WSD発行数は毎月20〜25WSDだったのに対し、リブート企画を行った10月以降の発行数は毎月240WSDにまで増え、なんと10倍近くになっていたのです!

その中でもやはり効果が大きかったのはサンクスWSD。
1人が送ることができるサンクスWSDは月あたり3回が上限なのにも関わらず、3月末時点でなんと合計308回もの感謝が伝えられていました。

1回の感謝で現在は3WSDを新規に発行することになっているので、WSDに換算すると900WSD

そんな大躍進を遂げたWSDの2021年度総決算的イベントとして、3月末に開催されたのがWSD DAYでした。

WSD DAY当日の様子は、太田に代わってインターン生の塚田さんにレポートしてもらおうと思います!
よろしくお願いします〜!

WSD DAY当日!

は〜い!ここからは、WSD DAYの進行を担当していた太田さんに代わって、私・塚田がお伝えします。

WSD DAYでは、今年度のWSDを振り返るプログラムとして

  1. リアルコイン(サンクスWSD分)の贈呈
  2. サンクスWSD上位獲得者の表彰
  3. 年度末WSDジャンボ抽選会

を開催しました。

WSD DAYの前に… 内定式続編

早速コインのお渡しの模様をレポート!といきたいところですが、インターン生の宮沢さんが4月からWESEEKに入社することが決定したため、内定証明書の授与が行われました!

宮沢さん(中央)・代表の武井さん(右)・上司の渡嘉敷さん(左)

内定証明書の名前の部分は手書きで、太田さんが書道六段の腕前を発揮したものです!素敵ですよね。

ちなみに、今年度は例年よりも多くのインターン生がWESEEKに入社したため、10月頃にはWESEEK初の内定式をドラフト会議風で行いました。気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください!
WESEEKはじめての内定式

コインのお渡し

内定証明書の授与が終わったところで本プログラムに移り、まずはリアルコインのお渡しです。

元々リアルコインは「WESEEKからの感謝を込めて、退職する方が所持しているWSDの額を刻んだ金色の本物のコインをお渡ししよう」というアイデアのもと、制作が決定したものでした。

しかし、複数のWESEEKメンバーから「WESEEKを辞めないとリアルコインもらえないの?」といった声を頂き、考案されたのが今回みなさんにお渡しした銀のコインです!

金のコインと銀のコイン

銀のコインには1年間に獲得したサンクスWSDの数を刻印し、WSD DAY当日に在籍している方全員に贈呈します。

刻印は企画室メンバーで分担して手作業で行ったのですが、ここで活躍したのが以前ブログでもご紹介した田村さん特製の刻印機!
作業を進める中で浮上した問題を解決するために、さらに改良を加えていただきました。ありがとうございます!

田村さん特製WSD刻印機 手で支える部分が大きくなり、安全性が増しました! 

田村さん特製WSD刻印機 手で支える部分が大きくなり、安全性が増しました!

念願のコインを手にして嬉しそうなWESEEKメンバーを見て、企画室一同もあたたかい気持ちになりました!

最初は刻印という人生でもなかなか経験することのない作業に苦戦していましたが、作業を進めるうちに企画室の刻印力(?)も増し、最後の方にはとても綺麗に刻印できるようになりました。

サンクスWSD表彰!一番感謝されたのは?

続いて、サンクスWSD(略してTWSD)上位獲得者の表彰です!
毎月たくさんの人がTWSDを送り合っているので、企画室メンバーでも改めてカウントしないと予想ができないような接戦でした。

TWSDの送付には、宛先だけではなくその人への”感謝の気持ち”を表す必要があります。そのため、今回はTWSDとともに送られたコメントを振り返りながら、順位を発表しました。

5・4位は同率で、GROWIの開発に携わる若手エンジニアコンビ椎名さん・増山さん

3位はエンジニアの貝沢さん
普段は一緒に業務を行なっていない、別プロジェクトの方からもたくさん感謝されていたのが印象的でした。

2位は、プロジェクトマネージメントへの感謝の言葉が多かったエンジニアの大谷津さん

自分に送られたコメントでなくても、見ているとなんだかほっこりしますね。

そして、栄えある1位を獲得したのは、コインの刻印機でもお世話になったエンジニアの田村さんでした!


田村さんは、通常業務でのご活躍はもちろん、「田村工務店」と呼ばれるほどモノづくりが得意で、様々な場面でWESEEKメンバーを助けてくださっています。プロジェクトはほぼ関係なく、幅広くサンクスWSDを獲得していました。
皆からのたくさんの感謝が表れた結果ですね。

田村さんには、WESEEKからの感謝の気持ちが綴られた特別なカステラをお贈りしました。
ちょっと食べるのがもったいない気もしましたが、その場で開封して文章を読んだこともあり、皆で美味しくいただきました!

感謝状カステラ

待ちに待ったWSDジャンボ

最後は、メインコンテンツである年度末WSDジャンボです!

WSD DAYまでにそれぞれが利用した(商品と交換した)WSDのIDを抽選番号として、豪華商品が当たる抽選会を開催しました。
たくさんWSDを獲得するだけではなく、たくさんWSDを利用した人ほど当選確率が上がるという画期的なシステムです。

この豪華商品の効果もあってか、年度末ジャンボが迫った年明け以降のWSDの流通は獲得・利用共に特に活発でした。

当選商品は1等から3等まで用意されていて、3等はおいしいお肉引換券、2等はウルトラワイドモニター、そして1等は…。

どーん!

どーん!

な、な、なんと1等はみんなの憧れMacBook Pro(14インチ)
もちろん最新のモデルで、開発にも十分利用できるスペックのものです。

抽選のスロットは、太田さんの自作!
IDが一桁ずつ表示される設定で、参加したメンバーは皆手元で自分のIDを確認しながら、発表を待っていました。


まず、3等の高級なお肉を当てたのは…貝沢さん!!

実物の代わりに太田さん作成の目録をお渡し

あれだけ皆からサンクスWSDで感謝されたのだから、絶対に MacBook Proが当たるという確信がありました。何も当たらなければ感謝してくれた皆様に申し訳が立たない…と思ったらお肉が当たったので普通にうれしいです。
まだどのお肉にしようか悩んでいます。

次に、2等のウルトラワイドモニターを獲得したのは…椎名さん!!

嬉しそうな椎名さん

ディスプレイが当たったおかげで、自宅の作業環境を整えようと重い腰が上がりそうです。ただ箱が大きすぎて、狭い部屋がさらに狭くなりました(笑)使うのが待ち遠しいです!

そして、誰もが憧れる、1等の MacBook Proを手にしたのは…
なんと、WSD DAYを取り仕切ってくださった太田さん!!

最初は驚きすぎたのか腰が抜けていましたが、すぐにガッツポーズ!まさかの1等が当たるなんて、企画した甲斐がありますね。

太田さんの名誉のために言っておくと、何回か練習でスロットを回しても太田さんは一度も当たらなかったそうで、本番はかなりのミラクルが起きたようです。
いや〜さすが太田さん、ここぞという場面で運を持っているお方です。

WSD DAYの1週間前、煩悩のせいで何度もMacBook Proが当たる場面を夢で見ては「いやいや…」と起きる日々を過ごしていました。主催側ながら実はとっても欲しかったんですね。
謎ガッツポーズの写真が残っていてちょっと恥ずかしいのですが、それぐらいとても嬉しかったんです。今このブログもいただいたMacBook Proで書いてます。
デザイン系のソフトが使いやすいのもありがたいですし、開発にも適したスペックのPCだそうなので、今後はさらに開発の方にもチャレンジしていきたい所存です!

全ての抽選結果

WSDジャンボは、WSDを使えば使うほど当選確率が上がる仕組みなので、こんなに豪華な商品がもらえるならどんどん獲得して使いたいですよね。来年のWSDジャンボにも期待です!

まとめ

ということで、WSDの歴史をたどりつつ、塚田さんにWSD DAY当日の様子を振り返っていただきました。

1年前のちょうど今頃は、「WSDを盛り上げるために何をしたらよいか?」とインターン生中心にずっと模索していた時期だったので、1年経ってWSDがこんなに活発に流通するようになってとても感動しています。

現在開催中のWS雑貨店をはじめ、社内の様々な施策にもWSDが絡んでくるようになりましたし、「〇〇したらWSDを付与してほしい」と企画室以外の社員・インターン生からも話が出るようになりました。

WSDの誕生にも立ち会っている私としては、WSDの生みの親であるS氏にこの感動を伝えたいです!!


WSD DAYは初の試みにも関わらず、開催後に「楽しかった、また来年も開催してほしい」という声を多くいただけてほっとしました。
まさか自分が1等を引き当てるとは本当に思っていなかったので、少し取り乱してしまった場面もあり反省しています…。

今回のWSD DAYで、昨年から続けてきたWSDのリブート企画は一旦区切りを迎えますが、WSDを管理するCollletの改修を少しずつ進めていただいたり、WSDで交換できる商品のアップデートを行ったりとまだまだWSDの進化は進んでいます!

これまでWSDに関わってくださったたくさんの方の思いも背負いながら、今後もWSDをより良い制度にしていければと思います。