みなさんこんにちは、WESEEK戦略企画室の太田です。
5月も終わりに近づき、だんだんと夏の気配を感じるようになってきました。夏の前に待っている梅雨さんには早く過ぎ去っていただきたいと願うばかりです。
そんな梅雨でも関係なくみんなでワイワイ楽しく遊べる素晴らしいアクティビティといえば……そう「ボードゲーム」ですね!!!
過去のブログでも何度かご紹介しましたが、WESEEKには ボードゲーム好きがたくさんいて、オフィスのリフレッシュスペースには数多くのボドゲが置かれています。
WESEEKのボードゲーム文化について詳しく知りたい方は、こちらの過去記事もぜひご覧ください:
前回ブログでボドゲ特集記事が更新されたのが2021年。うおお、気づけば3年以上 も経っていたようです。
その間にもWESEEKのボードゲームの数は着実に増え続け、現在ではなんと 約45種類 ものボードゲームが揃っています!想像以上の増加ぶりにびっくり。
ただ、豊富なコレクションがある一方で、「結構同じゲームが繰り返し遊ばれているなあ」という印象もありました。せっかく新しいゲームがあるのに、慣れ親しんだタイトルを選んでしまいがちなんですよね。
これはもったいない!ということで、今回は新しいゲームにチャレンジしてみよう! というコンセプトを掲げて、あえて普段あまり手に取られていないゲームを中心に選んでボードゲーム会を企画しました。
ただボドゲの様子を紹介するだけでは今までと同じで面白くない!ということで、特別企画 「WESEEKメンバーの推しボドゲインタビュー」も実施しました!
Contents
新作ボドゲで遊んでみた!
今回プレイしたのは、比較的最近WESEEKに仲間入りしたものも含む3つのゲームです。
- Strike(サイコロの駆け引きが熱いアクションゲーム)
- メイメイ(創造力が試される命名ゲーム)
- Kluster(磁力を使った緊張感溢れるバランスゲーム)
それぞれ全く違うタイプのゲームで、多様な楽しさを味わうことができました!
Strike:サイコロコントロール力が試される駆け引きゲーム

たたみ席でボドゲ会スタート
どんなゲーム?
Strike は2~5人で楽しめる、サイコロを使ったアクションゲームです。特徴的なのは、1の目の代わりに「×」が描かれた特殊なサイコロを使うこと。
プレイヤーは専用のフィールドの中に順番にサイコロを投げ入れます。同じ目のサイコロが揃ったらそれらを回収でき、手持ちのサイコロが増えます。しかし「×」が出ると、そのサイコロはゲームから除外されてしまいます。手持ちのサイコロがなくなったプレイヤーから脱落し、最後まで残った人が勝利です。
実際にプレイしてみて...
写真に写っている黄色いフィールドの中に収まるように一人ずつサイコロを投げていくのですが、このフィールドが絶妙な大きさで・・・。
ちょっとでも力加減を間違えるとすぐサイコロは場外に行ってしまいます。
私は序盤からサイコロコントロール力が皆無ということが判明し、あっという間に脱退してしまいました。Strikeはもちろん、ギャンブラーの才能もなさそうです。
一方で、すでに場にあるサイコロに狙いを定めて投げるサイコロを当て、まるでカーリングのような高度な技 を繰り出すメンバーもいて、その技術の差に驚かされました。
メイメイ:個性が光る創造力ゲーム
どんなゲーム?
メイメイ は3~6人で楽しめる命名コミュニケーションゲームです。100枚のカードに描かれた架空の物事に「誰かひとりは分かってくれそう」な絶妙な名前をつけて、クイズを出題します。
ゲームの流れは、まず名づけ親がカードに命名し、他のカードを山札から引いてハズレの選択肢を追加してクイズを作成。他のプレイヤーが正解を当てますが、「全員正解」や「全員ハズレ」では得点が発生しません。正解者とハズレがどちらもいる場合のみ、名づけ親と正解者が得点をゲットできます!
シンプルなルールながら、個性と創造力が存分に発揮されるゲームですし、「当ててもらいたいけど、簡単すぎても面白くない」という絶妙なラインを狙う楽しさがあります。
実際にプレイしてみて...

メイメイのお題のひとつ

「ワイロン」という名前を地方にしかないコンビニにつけていた回
「ガングリオン」のように実在するものの名前をあえて使う人がいたり、「パニャン」のようななんだか柔らかい響きの名前ばっかりつけたり、個々人の命名センスや個性 が出て面白かったです。
私が地方にしかないコンビニに「ワイロン」という名前をつけていた回で、ブラフとして「マッドサイエンティストの名前」というお題を引いた時、「名前バレにくそうないいカードキター!」 という気持ちが顔に現れすぎていたらしく、答え合わせの時にカードを引いた順番まで当てられてしまい非常に恥ずかしかった……。
ちなみに、このボドゲ会の翌日、代表の武井さんが社内のSlackに 「メイメイやりたくて疼いている」 と投稿していました。
確かに謎の中毒性がある。また近々みんなでやることになるでしょう。
Kluster:バランス感覚が要求される磁石ゲーム
どんなゲーム?
Kluster は1~4人で楽しめるマグネットアクションゲームです。紐で作った輪の中に、順番に磁石を配置していきます。磁石同士がくっついてしまったら、くっついた磁石を手持ちに追加しなければなりません。手持ちの磁石を全て置けた人が勝利です。
このゲームの面白いところは、紐を動かしてフィールドを変形させても良い というルールです。磁力を使って既に置かれている磁石を移動させてもOK。
シンプルなルールなのに奥深い戦略性があり、磁石の反発力を計算しながら配置するスリル感が他にはない魅力ですね。
実際にプレイしてみて...
なんとゲーム序盤から磁石の置き場となる紐をあやとりのように複雑に交差 させる人が現れて状況が一気にカオスに!「そんな配置アリなの?!」 と皆で困惑しつつも、それがゲームをより面白くしてくれました。

(多分本来はこんな遊び方ではありません)
磁石の反発力で近づけただけで他の磁石が回転してしまう場面もあり、終始ハラハラドキドキの展開でした。
磁石がくっつく時に大きい音がして、個人的にはそれがかなり怖いんですよ〜😭
最終的には下の画像のようにとんでもない奇跡的なバランス で磁石が配置される、非常にハイレベルな戦いとなりました。

「もう置ける場所がない」を3回ぐらい超えた奇跡の配置
『推しボドゲ』インタビュー!
3つのボドゲによる白熱した戦いも一時休戦。
ここで、今回初の試みとして、ボドゲ会参加者の中からエンジニアの武井さん・蛸井さん、デザイナーのふみやさんに、それぞれの 「推しボドゲ」 についてインタビューをしてみました!
WESEEKメンバーの個性豊かなボードゲーム愛をお楽しみください。
蛸井さん FABFIB
どんなゲーム?
FABFIB (ファブフィブ) は3~10人で遊べるカードゲームです。 プレイヤーは山札から引いた3枚の数字カードで3桁の数字を作り、 その数字を宣言して次の人に渡します。 ただし、 実際のカードと違う数字を宣言しても構いません。
この時、前の人より大きい数字を言わなければならないため、 時には嘘をつかざるを得ない状況に追い込まれることも。 各プレイヤーはライフ12から始まり、 嘘を見抜かれるとライフが減っていきます。
蛸井さんに推しポイントを聞いてみた!
— FABFIBの魅力を教えてください!
ルールがシンプルなのに、 高度な駆け引きがあるところが一番好きです。
回ってきたカードをあえて捨てるとか、 はまるとめっちゃ強いテクニックみたいなのがあるのがいいですね。
— FABFIBで一番気持ちよく勝てた時の思い出とかってありますか?
残りライフ1でずっと耐え続けて、 全部回ってきた読みが当たって、 最終的に勝つとか。 逆転勝利はやっぱり熱いですね。
— 私もWESEEKの方と何回かFABFIBは遊んだことがありますが、 一度だけ奇跡的に 「999」 のカードが揃った時に遭遇したことがあります。
あ~ありましたね。 みんなでそんなの嘘だろ!と思っていたら、 まさか本当に揃っているとは思わなかったです。

2023年2月、 FABFIBで奇跡的に揃った999
ふみやさん ito
どんなゲーム?
ito (いと) は2~10人で遊べる協力ゲームで、 「クモノイト」 と 「アカイイト」 の2つのルールが楽しめます。 プレイヤーは1~100の数字カードを受け取り、 「数字を口にしてはいけない」 というルールの中で、 お題に沿ってその数字の大きさを表現します。
例えば 「怖いもの」 がお題なら、 1は全然怖くないもの、 100はめちゃくちゃ怖いものとして表現します。 「クモノイト」 では全員で協力して手札を小さい順に出し切ることを目指す価値観のズレを楽しむパーティーゲームです。
ふみやさんに推しポイントを聞いてみた!
— ito の魅力を教えてください!
このゲームは2種類の遊び方 (クモノイトとアカイイト) ができるんですけど、 自分が好きなのは全員協力タイプのクモノイトです。 たまにみんなと価値観がずれている人がいても、それを読んだ上で調整したりもできるので面白いです。
— 今までitoを遊んできた中で、 特に印象に残っているお題ってありますか?
昔3人でプレイした時に 「勤めている会社への評価」 というお題があったんですけど、 みんなの評価が完璧に予想通りで面白かったですね。 「あ~そう思ってるよなあ」 「この人の会社への思いはこうなんだな」 みたいに、 その人の会社に対する気持ちが手に取るように分かって、 すごく印象的でした。
武井さん レジスタンス
どんなゲーム?
レジスタンスは5~10人で遊ぶ正体隠匿系のボードゲームです。 プレイヤーは抵抗組織 「レジスタンス」 のメンバーと、 政府から送り込まれた 「スパイ」 に分かれます。 各ラウンドでリーダーがミッション参加メンバーを選び、 全員の投票で承認されたらミッションを実行します。
レジスタンス陣営がミッションを3回成功させるか、 スパイ陣営が3回失敗させるかで勝敗が決まります。 人狼ゲームと違い、ゲームマスター不要で途中脱落者も出ないのが特徴です。
武井さんに推しポイントを聞いてみた!
— レジスタンスの魅力を教えてください!
正体隠匿系のボードゲームの中でも脱落者が出ないところが好きですね。
例えば普通の人狼だと、 処刑されたりして脱落者がどんどん増えていくと後半は休憩部屋の方が盛り上がっちゃうとかあると思うんだけど、 レジスタンスではそういうことが起きず、最後まで参加者全員でドキドキできるという点が素晴らしいなと思います。
— 今までレジスタンスを遊んできた中で、 これは気持ちよく勝てたなあ~という思い出はありますか?
同じチームの自分以外の人が全然役に立たない時に1人で無双して、 全員を騙くらかして完全勝利するっていうムーブができた時が気持ちよかったです。
— 武井さんは正体隠匿系のボドゲが得意だなという印象があります。 いつも太田は騙されています。
いやこれがですね、 スパイ側になると確かに強いんですけど、 レジスタンス側になった時には周りの足を引っ張りまくって超激弱になるんですよ。 まあ、 それもまた面白いですよね。ずっと誰かが強いわけじゃない、得意不得意があるみたいなところもこのゲームの好きなポイントです。
まとめ
ということでこのブログでは久々のボドゲ特集をお届けしました。
新作ゲームのプレイ体験から、推しボドゲ紹介まで、WESEEKのボードゲーム愛を存分にお伝えできたかと思います。

社内のボドゲ棚
写真のように、すでにボドゲの収納棚はだいぶいっぱいになってきているのですが、今後もどんどん新しいものが増えていくことでしょう。
次回は収納棚がもう一個増えたぐらいのタイミングでまた特集できたらと思います。その時にはどんな新しいゲームとの出会いが待っているのか、今から楽しみです!