【卒業インタビュー】インフラを支える開発現場で得た一生モノのスキル

こんにちは、戦略企画室の田中です。

先日、企画室に新しいインターン生が加わりました。出会いと別れが交差する、春らしい季節です。新しいメンバーを迎える一方で、この春WESEEKを卒業するインターン生もいます。

そこで、WESEEKを卒業するインターン生に、インターンを始めたきっかけや思い出などを伺うインタビューを実施しました。今回インタビューするのは、エンジニアインターンの安孫子くんです。

当日、席に着くなり「卒論、さっき出しました」とさらっと教えてくれました。聞けばインタビューの5分前に提出したばかりとのこと。それでもいつもと変わらない、どこかふわっとした雰囲気で。この人、本当に動じないな…と思いながらインタビューを始めました(笑)。

私が卒論提出した時は、もう満身創痍で「やっと出せたぁ!!」って感じだったんですけどね...。卒論しっかり書き上げた上でこんなに飄々とした表情でいられるものなんですか(笑)。今回はそんな安孫子くんとお喋りした内容をお届けします!

WESEEKで約2年間エンジニアインターンとして活躍してきた安孫子くん。千葉大学工学部情報工学科の4年生で、現在はインターネットエクスチェンジ(IX)サービス——複数のインターネット回線事業者をつなぐ相互接続の仕組みで、私たちが普段使っているインターネットの裏側を支えるインフラ——を支える開発プロジェクトに所属しています。

「世間にはあまり知られていないのに、大きなインフラを支えている玄人感がかっこいい」という独自の視点でWESEEKに飛び込んできた安孫子くん。そんな彼に、2年間のインターン生活を振り返ってもらいました。

安孫子くんが業務に取り組んでいる様子


細かいミスや修正点を見つけてくれる、と慎重な性格を業務にも発揮しているそう。
※ 画像は一部加工しています。

"玄人感"に惹かれて

まずは安孫子くんがインターンを始めたきっかけと、数ある企業の中からWESEEKを選んだ理由を聞いてみました。

―いつ頃からインターンを始めたんですか?

安孫子:
大学2年生の3月からなので、もう2年になります。エンジニアを目指していたので、就職活動にプラスになればいいなと思ったのがきっかけです。エンジニアを目指すなら長期インターンは必須だという話をブログなどでたくさん目にしていて、実務経験を積まなきゃと思って10社以上応募しましたが、なかなか採用してもらえなかったですね。

―10社以上も!!インターンってそんなに選考厳しいんですね…。めげずに応募し続けたのすごいです。その中でWESEEKと出会えたんですね。入社を決めた理由は何だったんですか?

安孫子:
他にも内定もらった会社もあったんですけど、WESEEKのインターンで関わることになるインターネットエクスチェンジ(IX)サービスの名前を、大学の授業で聞いたことがあって。どういう会社を相手にお仕事をすることになるのか何となく知っていたからです。

大きな取引先を抱えている割に、世間一般にはあまり名が知られていない。その"玄人感"がかっこいいなと思ったのが一番の決め手でした。あとは、OSS(オープンソースソフトウェア)の開発に、会社として給料を出して取り組んでいる姿勢にも惹かれましたね。

―渋い決め手ですね(笑)"玄人感"に惹かれて入ってきたインターン生、初めて聞きました。


WESEEK発のOSSである「GROWI」は、マニュアルや企画書の共有、議事録の同時編集など、チーム内での快適な情報共有と作業効率化を支えるツールです。
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8割は「考える仕事」

安孫子くんがどのような業務を普段しているのか。現在担当していることを教えてもらいました!

―現在はどんなプロジェクトで、どんな仕事をしているんですか?

安孫子:
インターネットエクスチェンジ(IX)サービスの開発チームに所属しています。主に社内システムの開発を担当していて、お客様が使っているネットワーク機器やケーブルなどの情報をシステム上で管理できるようにする仕事です。

最近はOPA(Open Policy Agent)という、認可(権限判定)のためのツールも触り始めています。例えば「このユーザーはこのページを見られるか」といったルールを記述するためのもので、大学でセキュリティを研究している自分にとってはかなり興味深い分野です。

―ちなみに、WESEEKが初めての長期アルバイトだったって本当ですか?!それは知らなかったです!不安とかはなかったんですか?

安孫子:
そうなんですよ、それまでは単発バイトしかしたことなくて(笑)。「ちゃんと続けられるかな」っていう不安は正直ありました。入社が前期の途中だったので、後期の時間割次第では出勤日数が減ってしまうかも…という心配もあって。

でも後期も時間割をうまく組めて、結果的にちゃんと両立できました。シフトも前の週に出せばいいので、その週の予定に合わせて柔軟に調整できたのが助かりましたね。

―安孫子くんは安定したペースで出勤してくれるから安心して仕事を任せられると、社員さんからの信頼も厚いと聞いています。ちなみに、実務で初めて本格的にプログラミングに取り組むようになったと思うのですが、技術面での不安はどうでしたか?

安孫子:
最初はRubyを扱っていたんですが、文法に独特の癖があって慣れるまで少し苦労しました。あとは業務で扱うシステムの構造を理解するのが、想像以上に複雑でしたね。

物理的なネットワーク機器やケーブルの構造をシステム上のモデルとして表現しないといけなくて、お客様の業務フローをコードで正しく落とし込む難しさはやってみて初めてわかりました。先方のことを知る機会もそんなに多くないので、手探りで進めることも多かったです。

―逆に、入ってみて期待以上だったことはありますか?

安孫子:
決められた手順をこなすだけでなく、自分で考えて取り組む仕事がたくさんできたことです。体感で2割が手を動かす時間、8割が考える時間、みたいな感じで。本格的な開発の仕事をもらえてよかったと思っています。

―体感2割が手を動かす時間、8割が考える時間というのは正直意外でした!インターン生だからまずはコードをひたすら書く、みたいなイメージを持っていたので。そういえば、大学でもプログラミングを授業などで触っていると仰ってましたが、実務での開発との違いにどんなことがありましたか?

安孫子:
「達成感」が全然違うと思います。大学の課題ってゴールが自由な分、どこまでやりきったのか曖昧になりがちで。仕事だとタスクに沿って進めて、レビューをもらって自分のタスクが完了した時に「あ、終わった」っていう実感が持てるんです。それが思ってたより面白かったですね。

例えるなら説明書のないガンプラ作り

実務ならではの達成感を感じながらも、当然大変なこともあったはず。これまでで一番苦労したエピソードと、その乗り越え方を聞きました。

―なるほど!ちなみに、これまでの業務で一番苦労したことがあれば教えてください!

安孫子:
クラウドサービスを使ってWebサービスをゼロから構築するタスクです。大まかな構成図はあったんですが、具体的な設定値などの細かいところまでは決まっていなくて、自分で調べながら進める必要があって。

―なんか…めっちゃ大変な説明書でガンプラ作るみたいな感じですね。「これどのパーツだよ!」みたいなのがいっぱい散らばってる感じなんですかね?

安孫子:
あ、そうそうそう!まさにそれです(笑)。完成図だけはなんとなくあるから、「多分これとこれを組み合わせてこうするんかな」って試行錯誤の連続で。

―しんどすぎる(笑)。それでどうやって乗り越えたんですか?

安孫子:
ひたすらドキュメントを読み込んで、わからないところはAIにも聞きながらコツコツ進めました。それに加えて、先輩や社員さんにレビューをめちゃくちゃしてもらって、少しずつ前に進んでいった感じです。

―チームメンバーでお互いに協力しながら進める、といった感じなんですね!

「垂れ流し」と「レビュー」が支えてくれた

苦労した場面を乗り越えられた理由とは?WESEEKならではの文化や雰囲気について、もう少し詳しく聞いてみました。

―チームの雰囲気や、社員さん・先輩インターン生との距離感はどうですか?

安孫子:
社員さんとの距離感はかなり近いと思います。話しかけるのに壁を感じることはないですね。ただ最初は、それぞれがどんな仕事をしているかわからなくて、誰に何を聞けばいいか少し迷うことはありました。

インターン生同士は、業務中はそれぞれ集中しているんですが、休憩中はけっこう雑談したりしてます(笑)。対面で働けるので、リモートのインターンとは雰囲気がだいぶ違うと思います。

―WESEEKならではの文化で、特に気に入っているものはありますか?

安孫子:
垂れ流し」の文化ですね。

―作業状況や悩みをSlackのチャンネルにリアルタイムで流し続ける習慣ですよね。WESEEKならではのコミュニケーションで、私も入社した時にメンター社員から教えてもらいました!

安孫子:
それそれ。自分の作業状況や悩みをSlackに流しておくと、誰かが気づいてコメントしてくれるんです。以前、自力で2時間くらいかけて設計を理解しようとしていたら、Slackを見た先輩が「そこに設計のWiki(ドキュメント)あるよ」って教えてくれて。

―これあるあるですよね(笑)。見落としてたwikiを別の人が「これあるけど使えるんじゃない〜?」とどこかしらから発掘してくれるんですよね。

安孫子:
かなり助けられてます(笑)。でもそういう風に無駄な工数を減らせる環境はありがたいですね。あとはコードレビューの体制も、成長につながっていると感じています。

―チーム全体でサポートし合う文化が根付いている感じですよね。レビューは具体的にどんな点がよかったですか?

安孫子:
レビューはかなり徹底されています。自分が書いたコードに多くのコメントがつくこともありますが、そのおかげで「誰にとっても読みやすく、メンテナンスしやすいコード」を書く意識が身につきました。

数千ファイルあるコードの中で1箇所変更するだけでも影響範囲が広がることがあるので、レビューを通ったという安心感は自信にもつながっています。

同じプロジェクトのインターン生と休憩エリアで談笑する安孫子くん


同じプロジェクトのインターン生と休憩エリアで談笑。手前が安孫子くん。奥側左から、野村くん、佐藤くん

一生モノは、技術だけじゃなかった

技術力だけでなく、社会人としてのスキルも身につくのがインターンの魅力のひとつ。安孫子くんが2年間で感じた、技術以外の成長について聞きました。

―ここまで、技術面でのお話を伺いましたが、それ以外の面で鍛えられたなと感じることはありますか?

安孫子:
説明が上手くなったと感じています。以前は回りくどい説明をしていたと思うんですが、結論を先に言って、必要な背景知識を専門用語を使わずに簡潔に伝える力がついてきた気がします。

―それはどんな場面で意識するようになったんですか?

安孫子:
他のインターン生に自分のやっているタスクを説明する機会が多くて。相手が自分と同じ知識を持っているわけじゃないので、どうすれば伝わるかを考えるようになりました。

エンジニアって技術力のイメージが強いと思うんですが、説明する力ってどの現場でも使えるスキルだと思うので、これは一生モノだなと感じています。

―いや、それ本当に助かってます(笑)。いつも説明がわかりやすいなと思ってたんですよ。対面での環境がそういった力を育てた部分もありますか?

安孫子:
そうだと思います。ちょっとした疑問をその場ですぐ聞けるので、自然と「どう説明すれば伝わるか」を考える場面が増えるんですよね。雑談の中から気づきを得ることもあって、コミュニケーション全般の面でもWESEEKの環境はよかったなと感じています。

―WESEEKでの経験を、今後どのように活かしていきたいですか?

安孫子:
培った技術力はもちろんですが、特に「背景を整理して結論から伝える力」は一生モノのスキルだと思っています。使う技術が変わっても、伝える力はどこでも活かせるので、そこは自信になっています。

開発合宿でオリジナルプロダクトを開発する安孫子くんチーム


開発合宿でオリジナルプロダクトを開発している安孫子くんチーム。

これからWESEEKに入ってくる後輩たちに一言!

4月からエンジニアとして新たな一歩を踏み出す安孫子くんに、後輩へのメッセージをもらいました。

―最後に、これからエンジニアインターンに挑戦しようと思っている学生へ一言お願いします!

安孫子:
WESEEKはエンジニアや開発者が多くて、技術的に成長できる環境が整っています。社員さんとの距離も近くて、気軽に話しかけられる雰囲気なので、わからないことをすぐに聞けるのも心強いです。

インターン生同士も仲が良くて、業務外でも自然と雑談が生まれるような職場なので、「一人で黙々とやるのは不安…」という方でも馴染みやすいと思います。

大学の授業や個人開発では得られない、チーム開発ならではの刺激や達成感を求めている人には、ぜひ挑戦してほしいですね。

ありがとうございました!

社員からのメッセージ

もうすぐWESEEKを卒業する安孫子くんへ、安孫子くんと同じ開発チームの社員である貝沢さんと、代表の武井さんからメッセージをいただきました。

貝沢さん

インターンシップお疲れ様でした!
ユニークな性格でチームに和みを生み出していました
最終的には立派なエンジニアに成長しました
これからは社会人として改めてがんばっていきましょう!

武井さん(代表)

教えてもらっていることを丁寧に咀嚼しようとする姿勢、
ひとつひとつの受け答えで相応しい言葉を選ぶ意識、
そしてクールな外見の内側は実は情熱的で、
同じインターン生仲間からも一風変わったリスペクトを得られていた稀有なキャラクターだったと思います
またOB/OG向けイベントでお仕事の話を聞かせてくれるのを楽しみにしています

おわりに

インタビューを終えて、安孫子くんの印象がちょっと変わりました。飄々としていて何でもサラッとこなすイメージを持っていたんですが、実際には壁にぶつかりながらコツコツ積み上げてきた2年間だったんだなと。

非エンジニアの私でも話についていけたのも、安孫子くんが相手に合わせて説明してくれていたからだと思います。「伝える力が身についた」と本人は言っていましたが、インタビューしながらすでに実感していました。

「玄人感がかっこいい」という動機でWESEEKに飛び込み、気づけば技術力も伝える力も手にしていた安孫子くん。新しいステージでも、その力を存分に発揮してほしいです!

社員との距離が近く、チームで支え合いながら本格的な開発に挑戦できるWESEEKのエンジニアインターン。興味のある方は、ぜひインターン情報をチェックしてみてください!



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