【2022】社員全員で開発合宿を行いました!準備編

みなさんこんにちは、WESEEK 戦略企画室の太田です。
10月に入りましたね。あと2ヶ月で今年も終わりなんだなあと思うと何故か焦りを感じてきます。そして、去年のブログでも同じことを書いている気がして怖いです。

今月頭の10/5〜8にかけて、WESEEKでは社員全員とインターン・業務委託の有志で3泊4日の開発合宿を高尾山の麓で実施してきました!

過去最大規模での開催となった今回の合宿。社内ブログでは2回に分けて、開発合宿を開催するまでに準備したことや当日の様子についてご紹介しようと思います。

過去の合宿

この社内ブログで詳しく紹介したことはないのですが、WESEEKでは過去にも何度か開発合宿を開催してきました。
過去の合宿については一部TechブログやFacebookなどで紹介されているので、興味のある方は是非ご覧ください。

  • GROWI.cloud 開発合宿
    • 当時まだ開発途中だったGROWI.cloudを社員全員で開発
    • 開発だけではなく温泉も!
  • 全員社長合宿
    • 面白法人カヤックさんが開催している「ぜんいん社長合宿」にインスパイアされたもの
    • 社員全員が経営者という立場になったと仮定して、今後のWESEEKをどうしたいか議論しました
  • 開発・スキー合宿@新潟
    • WESEEKの部活動として開発されているクイズゲームを有志メンバーで開発
    • 開発で頭を動かしたあとは、スキーで体を動かしたり、地酒を楽しみました!

今回の合宿

企画始動

合宿実行委員会結成

そして今回の合宿企画が始動したのは、今年の1月ごろ。
前回の合宿を経験している戦略企画室の私が中心となって、1月に入社したばかりの堤さんと増山くんを含めた3人で合宿実行委員会が結成されました!

合宿実行委員 左から増山くん、太田、堤さん

合宿実行委員 左から増山くん、太田、堤さん

堤さんは新入社員という肩書きではありますが様々な業界での社会人経験があり、増山くんはパッション溢れる期待の若手です。
WESEEK社員としては同期の2人ですが、年齢差はなんと15歳。年齢も所属プロジェクトも異なる、様々な立場からの意見を取り入れた企画ができるかな?と思い、お2人に声をかけさせていただきました。

合宿のテーマは…?

前回の開発&スキー合宿が有志によるものだったこともあり、今年の合宿には戦略企画室が事前に考えていた目標がありました。

  • 社員全員が参加するものにしたい
  • 開発の時間を十分に確保して、業務の一環として行いたい
  • 開発をするだけではなく、以前開催した全員社長合宿のようにじっくり話し合いを持つ時間を設けたい

この目標によって大きな方向性は定まっていましたが、開発合宿で肝心な「何を開発するか?」に関しては何も決まっていなかったのです。

普段とは全く異なるプロジェクトの開発を行う「Switch合宿」や、ペアで開発に取り組み学びを得ることが目的の「ペアプロ合宿」、もはや完全に自由でもいいんじゃないか!?など様々な案が出た中で、増山くんからWESEEKが自社プロダクトとして開発しているナレッジベースGROWIに焦点を当ててはどうか?という意見が出てきました。

最初は普段GROWIを開発していない人からの反応が心配だったのですが、業務の一環として行う合宿ですし、開発を通じて自社プロダクトへの理解を深められるだけではなく、別プロジェクトの知見からGROWIの新しい機能の開発や機能改善にも繋がるのではないか?というメリットを考えて、最終的にはGROWIを開発テーマとして採用することに決定しました。

いつもはGROWIを開発していない方も含めた、社員全員でGROWIに関する開発を行う「全員GROWI合宿」です!

開催形式

今回の合宿には社員全員が参加するだけではなく、インターン生や業務委託の方からも有志で参加を募ることになっていました。
そうなると参加者が20名を超えることは明らかで、今までの合宿に比べてもかなり規模が大きいものになりそうだな〜と予測していました。

そこで、「全員GROWI合宿」というテーマではありますが、限られた期間で全員で一つのものを開発するというのは現実的ではないのかも?と考え、4~5名のグループに分かれて開発を行う案が濃厚に。

そして、せっかくグループに分かれるのであれば、競い合った方が面白い!ということで、「GROWIに関する開発」という大きなテーマは定めつつ、チームごとに別々のテーマで開発を行ってより優れた内容にできるかを競い合うハッカソン形式で合宿を開催することになりました!

最近のWESEEKの社内イベントは、WS雑貨店Sports Dayなどグループに分かれた戦いが盛り上がっていましたし、この合宿もきっと盛り上がるだろう!という自信がありました。

開催場所と日程も工夫しました

開発の時間はもちろん、話し合いの時間も多く確保するとなると、合宿の期間は2泊3日…いや本音は3泊4日開催が理想でした。
もちろん、合宿ならではの非日常感やみんなで一つのことに没頭する感覚を味わいたい、けど家庭の事情でどうしても1泊2日の参加が限界なので途中参加・帰宅したいという方もいらっしゃったので、ここの共存をどうしていくか…。

そんな時、堤さんが見つけてくださったくださったのが、新宿から1時間でたどり着ける高尾山の麓にあるタカオネという宿泊施設でした。

タカオネ玄関

タカオネ玄関

京王線の高尾山口駅から徒歩1分という好立地の上、大人数でも宿泊できる部屋、中庭で焚き火やBBQといったアクティビティーを楽しめるなど、まさに合宿所という感じです。

昨年オープンしたばかりで施設はめっちゃ綺麗ですし、高尾山の麓なので徒歩圏内に登山客向けの食事どころやコンビニが充実しています。
そして何より、高尾山口の駅には温泉も併設されているんです!なんだこの完璧施設は・・・!
みなさんのお家へ帰る終電も19〜20時台まであるので、途中参加・途中帰宅も気軽にできて今回の我々の要求にはぴったりなのでした。

堤さんの大人サーチ力のおかげで最高の施設と巡り会えた我々は、3泊4日の日程の中で全員に現地で参加してほしい時間(コアタイム)を1泊2日分にまとめ、それ以外の時間はリモート参加も可能というスケジュールを設定することに成功しました!

赤い枠の部分がコアタイム、それ以外はリモートでの参加もOKとしました

赤い枠の部分がコアタイム、それ以外はリモートでの参加もOKとしました

合宿期間のほとんどを3日目の発表会に向けた開発の時間としましたが、「開発をするだけではなく、じっくり話し合いを持つ時間を設けたい」という目標を達成するために、2日目のコアタイムの始まりには全員社長会議を開催することにしました。

全員社長合宿のミニ版として、3時間ではありますが参加者全員が経営者になったつもりでじっくりと話し合う貴重な時間になっています。

タカオネさんには準備の段階からさまざまなことにご配慮いただき、連絡が来るたびに実行委員内での感謝が止まりませんでした。本当にありがとうございました。

実行委員のこだわり

スケジュールが決まってからも実行委員の仕事は終わりません。合宿をより有意義なものにするために頭を悩ませ続けていました。

発表会の評価軸

3日目に開催することになった合宿での開発の成果発表会。
GROWIに関する開発を行うという大きなテーマはあれど、今のままだと自由すぎて各チームの開発テーマを決めるのも難しいし、発表会での評価も難しいのではないか?ということで、事前に評価軸を定めることになりました。

開発内容がGROWIの機能改善に関係なさすぎても良くないよなあ〜とバランスを考えて、今回採用されたのはこちらの3つ。
Yahoo Digital Hack Dayなど、さまざまなハッカソンの評価軸を参考にさせていただきました。

  • ユーザー/開発者に寄り添った機能開発
    • 開発内容によってよりGROWIを使いやすくなる or 開発しやすくなるかどうか
  • UI/UX
    • UI/UXが優れているかどうか
  • 革新的なアイデア
    • 今までGROWIにはなかった、革新的なアイデアであるかどうか

ポイントは「革新的なアイデア」という評価軸を入れたことです。
この軸を入れることで、既存のGROWIの枠に囚われない新しい発想の機能のアイデアが生まれてほしいという実行委員の狙いがありました。

各評価軸で最も優れているチームには部門賞が贈られ、総合得点が最も高かったチームが総合優勝となります。

重要な開発チーム決め

合宿の参加者は25名…ということで5名ずつの5チームに分かれることになったのですが、このチーム編成にも時間がかかりました。
エンジニアそれぞれの得意分野・プロジェクトがなるべくバラけるようにするのはもちろん、エンジニア以外の参加者(デザイナー3名、マーケ1名、企画室1名)をどのように配分するかも悩みどころでした。

エンジニアではないメンバーで1つのチームを作るという案もありましたが、UI/UXが評価軸に入っているしデザイナーはバラけていた方が面白いだろうと考えて、各チームに1人づつエンジニアではない人たちが参加しているというチーム構成に決定!

こうして合宿開始1ヶ月前から、各チームに分かれての準備が始まりました。

GROWIの開発合宿なのに、エンジニアでもないしデザイナーやマーケのように専門的な知識があるわけでもない私は一体チームにどう貢献できるんだろう?と、実行委員ながらも不安しかなかったのですが…。
果たしてどうなったのかは合宿当日編をお楽しみに。

合宿までのワクワク感の演出

無事にチームも決まり、あとは各チームの進行にお任せ…。
だけでは何か物足りない!もっと合宿に向けてWESEEK全体を盛り上げていかなくては!と考えた我々実行委員の準備はここからが本番みたいなもんでした。

合宿の意気込み・プロローグ動画

まず思いついたのは、合宿に向けて各チームの意気込み動画を撮影・公開しよう!というものです。
チームごとに別々のテーマで準備を進めてはいますが、開発テーマのヒントぐらいなら事前に公開した方が面白いんじゃないか?という発想からでした。

イメージは、お笑い芸人さんが何か企画に挑む直前のインタビューのような、真面目に話しているようでどこか面白い…。というテイストを目指しています。
各チームのインタビューの出演者の方もノリノリで、さまざまなネタが仕込まれた結果なんと11分もの超大作になってしまいました。

撮影はスマホ2台体制で行われました

撮影はスマホ2台体制で行われました


意気込み動画の案を考えている最中に、合宿のプロローグとなるような合宿に向かうまでのドラマ仕立ての映像も作成したいという案が出てきて、こちらは主に増山くん、増山くんと同郷の手塚くん、2人と仲良しな蛸井くんが協力して作成されました。

企画を検討中に増山くんから

俺、高尾山に行って映像素材を撮影してきます!

と言われて冗談だろと思っていたら、1回では満足できずなんと2回も現地ロケに行ったらしいです。びっくり。

優勝チームへのサプライズ…!

合宿当日まで1ヶ月を切り、当日の進行についても具体的に詰め始めた頃、ふと増山くんがこんなことを言い出しました。

発表会の優勝チームに渡す景品として、今回の合宿オリジナルグッズを作りたいです!

いいね!

合宿の場所が高尾山なんで、GROWIくんと天狗がバトルしてるみたいな、もしくは一緒に高尾山のリフト乗ってるみたいな…。
なんかそんなカッコいいイラスト描けませんか?!太田さん!

?????

GROWIくんのぬいぐるみもあるよ

GROWIくんとは、以前GROWI.cloudの導入事例インタビューをVRで行った際に誕生した、GROWIのマスコットキャラクター。
そのGROWIくんが天狗と戦っている?リフトに乗っている???一体どういうことなんだ?????

かなり悩みまくって苦戦し夢に出てくるほどだったのですが…。紆余曲折あって素敵なデザインになりました。どんなものになったのかは次回ご紹介します。

合宿参加者限定グッズの制作

優勝チームへのサプライズグッズのデザインを私が必死に制作していた最中、増山くんがこんなことを言い出しました。

優勝チームだけじゃなくて、合宿参加者全員がゲットできるグッズとかあったらよくないですか?

いいね!

優勝チームへの景品とはまた違ったデザインがいいです!太田さん!

君は面白いことを言うね😀

ということで、合宿に向けた動画制作と並行して2種のサプライズグッズを用意することに。
個人的にプライベートの用事なども重なっていたので、増山くんに向ける笑顔は引きつってしまっていたかもしれません。

ですが、増山くんの熱い情熱と堤さんからの的確なアドバイスによってグッズは無事に完成!
そして、合宿開始2日前とギリギリになってしまいましたが、プロローグ・意気込み動画も無事に完成しました。

会議室で上映会開催

会議室で上映会開催

各チーム、意気込み動画にかける気合(というかネタの準備?)が凄まじく、会議室で開催した動画の上映会は爆笑の嵐となりました。

みんなのワクワクがいい感じに高まってきた中で、ついに合宿当日を迎えます!
外は寒かったけどアツ〜い4日間の合宿の様子はまた次回のブログでご紹介します。

まとめ

今回のブログでは、合宿の準備期間を実行委員目線で振り返ってみました。
素晴らしい宿泊施設との出会いや当日に向けての盛り上げなど、今後開発合宿を検討されている方の参考になったら嬉しいです。

次はいよいよ合宿本番。
各チーム、果たしてどんな開発テーマを選んだのか?そして、実行委員のこだわりが詰まった優勝賞品や参加記念グッズはどんなものが完成したのか?
当日の雰囲気がより伝わるように、次回の更新はいつものブログよりも写真多めでお送りする予定です、お楽しみに!

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