こんにちは!WESEEK戦略企画室の太田です。
湿気に弱い髪質なので、この時期は髪が爆発しています。早く夏が来ないかなあ。
さて先日、弊社が開発するSaaS型社内wiki・ナレッジベースGROWI.cloudの法人向け新プランが公開され、公式サイトのデザインも一新されました。
このサイトデザインを手がけられたのは、COSMORENA, Inc.代表の時空デザイナー形部さん!
実は、次回のWESEEK Tech Conference特別編にも登壇していただくことになっているんです。
そこで今回のブログでは、謎多き時空デザイナー形部さんを大特集!
デザイナーになったきっかけ、どうしてWESEEKと一緒に働いているのか、COSMORENAという社名の理由、WESEEK Tech Conferenceでの発表内容について、そもそも時空デザイナーって何!?…などなど沢山お伺いしてきました!
Contents
新海誠監督との出会い
まず、形部さんがデザイナーの道に進んだきっかけをお伺いできればなと思っています。
小さい頃から絵を描いたり、粘土で何か作ったりするのはとても好きだったんですね。
中学生ぐらいの時に確か親のおさがりかなんかでパソコンが手に入って、そのパソコンでイラストを描いたり、音楽を作るようになったんです。
パソコンがあると色々な事ができるな、クリエイティブの幅が広がるなって思ってました。
…で、じゃあパソコンを使って何を作ろうかなって思った時に「自分が感動したもの」を作りたくなるっていう性質があったので、当時感動していた・ハマっていたギャルゲーを友達と一緒に作っていました!
すご!私も小さい頃からパソコンに触れる機会はあったんですけど、何も考えず永遠にソリティアやってたな…。
そんな中、確か高校2年生ぐらいの時に当時住んでた町で新海誠監督の映画の上映会があって、そこで「星を追う子ども」っていう映画を見てめっちゃ感動したんですよ。上映会で監督本人の話も聞くことができて。
その後監督について調べたら、昔一人で自主製作のアニメーションを作ってたらしくて、「一人でアニメーションって作れるんだ!僕も作りたいな」って思うようになりました。
そして、アニメーションを学べるような大学を探した結果、武蔵野美術大学の映像学科を見つけてそこに進学しました。
映画がきっかけだったんですね!確かに新海誠監督から影響を受けてアニメーション制作を志した人は多そう。
でも美大に合格するのってすごい狭き門というか、予備校に何年も通ってようやく合格みたいな印象があります。
僕は予備校には通ってなかったですね。
映像学科の入試には文章と絵でワンシーンを表現する「感覚テスト」っていう有名な試験があるんですが、それが当時制作していたギャルゲーを作る過程に似ていたんですよ。
ほ~なるほど…!
なので運よく合格できたって感じです。
WESEEKと形部さんのなれそめ
形部さんがWESEEKと出会ったのは大学生時代だとお聞きしたのですが、どのような形での出会いだったんでしょうか?
当時WESEEKさんが開発チームとして参画されていたとあるソシャゲプロジェクトに、他社のインターン生として参画したことがきっかけです。
大学の卒業制作に全力を捧げると同時にある程度就活をさぼってしまっていたので、僕はそのままその会社に社員として入社しました。
私もインターンから入社した組なのでシンパシーを感じます。
入社してしばらくはソシャゲの運営をやって、その後文化庁のアニメプロジェクトに携わったりしていたんですが、業務の中でサイトのデザイン・コーディングをしてほしいと言われて、WEBデザインはそこからですね。
最初は何もわからなかったので、Googleのマテリアルデザインガイドラインをめっちゃ読んで頑張ってました。
ちなみに、時空デザイナーと名乗り始めたのもこの頃です。
時空デザイナーってなんやねん
そもそも「時空デザイナー」って何なんだろうってずっと気になっていました。
元々は適当につけた役職名だったんですけど…。
空間デザイナーの上位互換というか、僕は音楽も作れるので「時間が関わるようなデザインができるぞ!」っていう。
例えば、ソシャゲだったらモデリングをして音楽を作って…。1個の空間としてのガチャの演出を一人で作ることができるんですね。
他には、アニメ現場の作業を効率化させるために自分で勉強してスクリプトを組んでみたりとか、
「僕がいることで、その場にクリエイティブな時空を発生させるぞ!」っていう意味合いも持たせていますね。
クリエイティブな時空…めっちゃかっこいいですね。
私も時空デザイナーみたいなかっこいい肩書勝手に作っちゃおうかな!
アニメのスタッフロールに時空デザイナーという肩書が掲載された時、視聴者の方から「この時空デザイナーって人が物語の鍵を握っているに違いない」と考察されていたという話がとても好きです。
再会のきっかけ
インターン生時代から数年経って、またWESEEKと一緒に働くようになったきっかけは何かあったんでしょうか?
昨年の2月頃、WESEEKが関わるとあるプロジェクトで「デザイナーが欲しい!」となったらしくて、ちょうどその時フリーランスになっていた僕に声がかかった感じですね。
形部さんがWESEEKに来てくださるって決まった時、形部さんを知る社員さん達が「ついに形部くんが…」「あの形部くんが…」とSlackで盛り上がっていたのを覚えてます。
お!なるほど、その反応は嬉しいですね。
どんな方がいらっしゃるんだろう…とドキドキしていたのですが、予想をいい意味で超えるすごい方でした。
COSMORENA, Inc.創業秘話
そして、昨年の6月にCOSMORENA,Inc.を設立されて代表になったんですね。
どうしてもクリエイティブな業界って業務が俗人化する傾向にあって、ブラックな労働環境になってしまいがちなんですよ。
時空デザイナーとしてアニメ現場の作業効率化を進めていたのも、そんな労働環境を改善したい!という思いがあったからです。
それに比べてWESEEKってエンジニアの会社なのに結構ホワイトというか、作業の進め方が好きだな!と思っていて「クリエイターにとってのWESEEKみたいな会社を作りたい」と思うようになりました。
自分の両親が経営者であることや、以前社長直下の会社で働いていたというのも大きいと思います。あとはタイミングですね。
COSMORENAという社名には、どのような思いが込められているのでしょうか?
なんとなく時空とか宇宙っぽい感じにしたいと思っていて、COSMOはそこからですね。
RENAは、ギリシャ語で「クジラ」という意味のファレナ( falaina ) からもじりました。
クジラ!確かに会社のロゴにもクジラいますね。
ちょうど見ていたアニメでクジラのモチーフって素敵だなって思っていたのと、クジラって体の細胞の数が多いのにがんになりにくくて長生きするらしいんですよ。
クジラみたいに長生きできる組織になったらいいな…という思いも込めて「COSMORENA」という名前になりました。
イベントに向けて
以前WESEEKで開催された形部さんのデザイン勉強会が大好評だったことから、今度は是非社外向けにも…と今回WESEEK Tech Conference登壇のオファーをさせていただきました。
6/10(木)のイベントではどんなことを発表される予定なのか、こっそり教えていただけるとありがたいです。
エンジニアなど、デザイナーではないけれどデザインを実務でやらなければいけない人に向けて、デザイナーがどのような目線でどんな方向で物事を考えているのかをお伝えできればと考えています。
デザインがうまくいかない理由や、このデザインがいけているのか・いけていないのかが今までよりもわかるように、実務的な内容を知ることができるものになる予定です!
ちなみに、8月にもエンジニア向けのデザイン勉強会を開催予定で、
こちらでは、Bootstrapやコンポーネントの使い方を中心にお話しようかなと考えています。
ありがとうございます!
エンジニアに限らず、デザイナーではない皆さんにオススメなイベントになっています。是非6/10のWESEEK Tech Conferenceご参加いただければと思います!
WESEEK Tech Conferenceについて
WESEEK Tech Conferenceは、株式会社WESEEKが主催するエンジニア向けの勉強会です。
月に2回ほど、WESEEKに所属するエンジニアが様々なテーマで発表を行う予定です。
次回は特別編として、エンジニア向けではありますがデザインについてのお話になります。
「普遍的そして実践的! ノンデザイナーのためのデザイン原論」は6/10(木) 19:00~20:00に開催予定!
現在、connpassやTECH PLAYで参加受付中です。皆様のご参加をお待ちしております!
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